2010年06月05日

マレー菓子の世界

豆と砂糖、餅などの生地、寒天か葛…

和菓子に使われる素材は限られていますが、
四季や自然を取り込むことで彩を表現しますね。

マレー菓子はどうでしょう?

よく使われる素材はココナッツ、もち米や米粉、パームシュガー、
小豆や緑豆、サゴ、タピオカ、パンダンリーフなど。

パンダンリーフはパンダンナッツパームの葉で、
香りづけや緑色を出すのに利用されます。

熱帯特有の素材を除けば、和菓子と共通点があるかもしれません。
もちもちプルプルな、なじみのある食感も多いと思います。

ただし、色彩については派手なものが目立ちますね。

kueh1.JPG

緑のがクエ・タラム、レインボーカラーのがラピス・サグ。
一番右は現地名がわかりませんでしたが、ベイクドタピオカかと。

クエ・タラムはココナッツミルクであえたもち米の層に、
パンダン風味の緑色のプリンをのせたもの。美味しいです。

ラピス・サグはおそらく米粉+ココナッツミルクを使った
餅菓子的なもので、それぞれに色をつけた層が特徴ですね。

ベイクドタピオカは、キャッサバをすりおろしたものに、
タマゴやココナッツミルクをあわせて焼き上げたもの。
ちょっと不思議な食感です。

ここでちょっと確認。
ココナッツミルクに入った半透明なパールのデザート、よく見ますね。
あれのことを全部「タピオカ」って名前で片づけちゃってますけど、
サゴ椰子由来の「サゴ」とキャッサバ由来の「タピオカ」があります。

で、マレー菓子のレシピでは、キャッサバをそのまま使ったものを、
「タピオカ・ルーツを使用」と記載しているようですね。

そしてあの半透明のパールについては「サゴ」と記載することで、
素材を分類しているようでした。僕の持ってるレシピ本では。


kueh2.JPG

赤いのがアンクー・クエ、青いのがプルッ・インティ。

アンクー・クエは本来、赤ちゃんのお祝い用のお菓子らしいです。
中には緑豆の黄色い餡が。餡はちょっとパサっとしてます。

プルッ・インティの鮮やかなブルーには驚かされますが、
マメの仲間の青色の花からとった着色料なのだとか。
ココナッツミルクであえたもち米に青で着色し、
ココナッツフィリングをのせて成形したもの。

kueh3.JPG

ピサン・クエ。
これはバナナを包んだココナッツプリン的なもので、
食べやすく、ハズレはないと思います。

kueh4.JPG

クエ・ラピス。
バームクーヘン的なものですね。
でも小麦粉は入ってないんじゃないかな、と思いますけど。

kueh5.JPG

これも現地名はわかりませんでした。
サゴをかためてココナツをまぶしたものに蜜がかけられてます。
くずもちに近い感覚です。


代表的なマレー菓子をいくつかいただいたつもりですが、
これは意外に奥の深い世界かもしれません。

そして、お酒を飲まない文化とかかわっているようですので、
酒飲みには用無しの世界かもしれません。
この記事へのコメント
赤いアンクー・クエ、青いプルッ・インティ
富山の赤と水色のかまぼこを思い出しました。

お菓子の本来の姿は神様への捧げ物だから、南の国の神様にはやはり華やかな南国の花のような色彩のお菓子が喜ばれるのでしょうね。
食べてみたいのは最後のサゴを固めたココナッツまぶし。私は絶対好きだと思うのよ。
Posted by にっき at 2010年06月08日 08:29
はい。
食感は「むっちゃむっちゃ」てな感じでしたけど、
くずもちがお好きな方にはおススメだと思います〜
Posted by kan at 2010年06月09日 01:26
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