主に台北の北西エリアを歩き、南東エリアのごく一部に寄り道します。
台北駅からのスタート。
駅の北西側は、カバンや服飾小物を扱う店が集まる場所。
実は安宿街でもあります。
カバン屋街を抜けると寧夏路夜市のある寧夏街にぶつかります。
さらにそこから西へと歩くと…
乾物ストリート、迪化街です。
今度は迪化街から北東方面へ。
家樂福(カルフール)をひやかし、民權西路を東へ。
お、この店、“ひげちょう”じゃないの?懐かしい。
MRT民權西路まできたところで、いちおう維格餅家の本店を偵察。
MRTで中山駅へ。近くの「永漢書局」をのぞきます。
店名からわかると思いますが、ある人物にゆかりのある書店です。
当然ながら、その人物の著書を集めたコーナーがありました。
壁面の分類がわかりやすいレイアウト。
店内に入って右側は日本語の本があり、古本も扱ってます。
日本のグラビアアイドルの写真集(小学館ムック)が18禁でした…
某所で小龍包のランチ(198圓≒575円)。
む。ハズレではないがアタリでもない。中の中。なんと。台北まで来て不覚…
営業妨害にならぬよう、特に店名を秘すことにします。
食後、林森北路や松江路の周辺をざっくり歩いてみて、
今後の参考のためにシティバンクの位置などを確認。
今度はMRTを乗り継いで、南東エリアの市政府駅へ。
台北101が見えます。一時は世界で一番高い建物でした。
駅近くに巨大な新光三越がありますが、目的はそっちではありません。
誠品・信義店。
台湾の大手書店チェーン「誠品書店」の最大店舗です。
敦化南路には24時間営業の店もあり、MRT台北車站にも小型店があります。
信義店はビル全体がショッピングモールの体裁で、レストランもあります。
本にとどまらずインテリア、ファッション、音楽、生活雑貨なども扱う業態で、
書店の枠を超えてます。日本の本も置いてありますよ。
今回は明確な目的をもって、ある分野の本を探しにきたのですが、
「20年前に出た本を10年前に改訂したもの」しかありませんでした。
そうなると自分の足で調べるしかないな…
早めの夕食は、ホテル近くの「良品牛肉麺」にて紅焼牛肉麺(100圓≒290円)。
ピリカラのスープに、ほうとうのような手打ち平麺。
牛肉もボリュームがありました。
翌朝の帰国便が早い時間の出発なので、早々にホテルに戻って休みます。
そして明け方。
ふと目が覚めて、携帯電話を見ると6時半。
寝坊だっ!と飛び起きてから気づく。1時間の時差があるんじゃん…
あわてて損したな、と思って携帯電話の目覚ましを解除しようとすると、
そもそも目覚ましをセットし忘れていたという…世にも恐ろしい話です。
朝6時(現地時間)の空港行きバスは満員でした。
7時前に桃園国際空港に到着し、台湾一周はつつがなく?終了しました。
機内食の朝食をいただき、少しウトウトっとしたらもう着陸。
おうちに帰るまでが遠足です。しかし我が家に帰ってホッとしたのもつかの間、
家には食材がほぼゼロだったことを思い出したのでした…買い物は明日でいいか。
お土産の烏龍茶を淹れ、鳳梨酥を食べてひと心地ついたらデジカメ画像を整理。
睡魔に襲われつつ帰国の報告だけアップしたら、今回の旅行は終わりです。
(おしまい)
2011年3月11日に発生した東日本大震災に際し、
台湾の皆様より多大なご支援をいただきました。
皆様、本当にありがとうございます。
謝謝台灣、我們絕對不會忘記台灣人的善意
【関連する記事】
おかえりなさい!
干物ストリート、かなり気になります。
全部、煮込んだら薬膳スープになりそう。
小龍包、残念でしたね。
横浜高島屋に「ディンタイフォン」があるのですが、
本場のものを食べた相方が「ちゃんと再現できているかも」と言っていたことがありました^^;
*リンクありがとうございました。
こちらもリンクさせていただきました^^
迪化街、食材に興味のある人には面白いかもしれませんね。
小龍包は中途半端に中級店を選んだのが敗因なのかなあ…
庶民派の店で通した方が良かったかも。
鼎泰豊には前回6名で行きまして、かなり美味しい小龍包をいただくことができました。
やっぱりある程度人数がいた方がいいのかな。
おひとりさまだと最初の1個と最後の1個で温度が違いますよね。
で、たまに食べるなら鼎泰豊、日常的に食べるならサッパリめのものが良いように思いました。
同じ店でも客数やタイミングなど諸条件で美味しさも変わるのでしょうね。
日本でもコンスタントに美味しい小龍包が食べたいものですね。
う〜ん、美味しそうなもの、多いですねぇ。
行ってみたくなりました(まだ行ったことないので…)。
>日本のグラビアアイドルの写真集(小学館ムック)が18禁でした…
あら、こーゆーのは厳しいのですねぇ…。
かようなレポを読むと台湾に行きたくなりますよね(笑)
ところで「おうちに帰るまでが遠足です」って世の中的に流行っているのですか?
小龍包を除いて、なるべく台湾由来の日常的な(そして安い)食べ物をいただいたつもりです。
正直申しまして、広東料理や、その他大陸の料理の方が日本人好みなのかな、と思います。
台湾料理は素朴な家庭料理や海鮮が中心で、美食とはまた違った方向のものではないかと。
あとあまり興味本位で食い倒れず、食には慎重な姿勢くらいが望ましいのかな、と。
好みの分かれる食べ物もたくさんあると思います。
そしてまた、日本で食べる庶民的な中国料理は、やっぱり中国ふう和食なんだなあ、と思い至ります。
行くのにハードルが低い国であることは確かですね。
実際、何度も行っちゃってますし。
道路交通がメチャメチャなのと、排気ガスのひどさ、煙害、ビンロウについてはやや問題アリです。
グラビアアイドルの件につきましては、どのような規制があるのか正直わかりませんが…
ここは「君子危うきに近寄らず」というスタンスで。
>とも2さま
短くないダイジェストにおつきあい下さいまして、ありがとうございます。
やっぱり、人の書いた紀行を読むとウズウズしてきますね。
「おうちに帰るまでが遠足です」
世の中的には流行っていないと思うのですが、
旅の終わりにはお約束として使わないと落ち着かないと申しましょうか…
いまでもあるのかわかりませんが「バナナはおやつに入らない」と同じような、遠足の枕詞?なのかなあ、と。
子供の頃、父が赴任していた関係で台北〜台中〜台南と旅行しました。
ええ、蒋介石がまだ存命だったころの話です。海岸線で写真を撮ろうとすると兵隊さんがやってきて阻止されました。そういう時代の旅行です。
ずいぶん変わったんだなぁ〜と思いつつ、あの生温かい、でもぱっきぱきの南国とはちょっと違う空気を思い出しました。
今、また行くと楽しいだろうなぁ〜。
台湾はいわゆる「サンゴ礁&青い海」のような感じでないですよね。
異国だけどなにか懐かしいような、ちょっと不思議な島国でしょうか。
ひと昔前の台北〜台中〜台南の旅行、貴重な体験ですね。
それぞれの国に独自の生活様式がまだまだあった時代だったのでしょうね。
いまも変わりつつあるであろう台湾、どなたかと遊びに行かれると面白いと思いますよ。