クイズ番組で「ベトナムの米麺の名前は?」と出題し、
「フォー!」と言わせるのが流行ったとかなんとか。
実のところ、ベトナムの米麺はフォーだけではないのですが、
フォー(と生春巻)はベトナム料理と聞いて連想するものの筆頭ですよね。
日本で食べられているハーブたっぷりのフォーは南のスタイルで、
ハノイのフォーはごくシンプルです。
もともとフォーは北のもので、それがベトナム全土に広がったのですが、
食糧難の時代に北のフォーはシンプルになったらしい…
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(出典:『ワンテーマ指さし会話 とっておきの出会い方シリーズ ベトナム×ハノイ36通りグルメ』伊藤忍・著、情報センター出版局)
本当に美味しいフォーの店は本場ハノイでも限られるようなので、
ハノイの1番手、2番手と呼び声高い有名店を訪れてみました。
まずチキンのフォーで有名な店「マイ・アン」に行ってみると…何やら工事中でした。
なんということだ。
今度はビーフのフォーで有名な店「フォー・ザー・チュェン」を訪れてみると…
何度行っても閉まっているではないですか。
なんということだ。
参考までに、フォーは基本的に朝(もしくは夜)のものらしく、
専門店の営業時間は短いようです。
仕方ないのでホテル近くの店で手を打ちます。
「フォー・ボー・ガー」のフォー・ガー(25000ドン≒100円)。
鶏フォーですね。大人はわかってくれないのはトリュフォー。
透き通ったスープが美味。
チャイン(ここではレモン?)は後半に絞って味の変化を楽しみます。
この味が旨味調味料由来でないという保証はどこにもないんですけどね。
ハノイのスーパーの味の素やマギーのコーナー、めっちゃ充実してましたから。
それ以前に飲食店の人、マギーのエプロン率高っ。
こちらはフォー・ボー。牛フォーですね。
とある定食屋で、夕食セットのスープとしていただきました。
やはり澄んだスープが美味ですね。
フォー・ボーの肉は、煮込んだもの、レア、相盛りを選べる店もあるようです。
で。ホテルへの帰り道でのこと。
ずっと閉まっていた「フォー・ザー・チュェン」が開店してるのを発見!
たったいまフォー・ボーを食べてきちゃったのに。
なんということだ。
◆店舗情報
【マイ・アン Mai Anh】
32 Le Van Huu
【フォー・ザー・チュェン Pho Gia Truyen】
49 Bat Dan
【フォー・ボー・ガー Pho Bo Ga】
32 Bat Dan
※ベトナム語で通りのことを「フォー」といいますので、
もしも“フォー通り”という道があれば、「フォー・フォー」ですか。
ベトナムから日本に戻る日にも空港でフォーをいただきましたよ。
乾麺ではないのでやわらかい食感ですね。