3つあるメドレセの西側にある、ウルグベク・メドレセ。
1420年に建てられた神学校です。
ウルグベク(1394〜1449)はティムールの孫にして、ティムール朝の4代君主。
すぐれた学者でもあり、彼の時代にサマルカンド文化が花開いたのでした。
内部はこんな造りで、いまは土産物屋になっています。
ウルグベク・メドレセと対をなすシェルドル・メドレセ。1636年完成。
小鹿を追うライオンと、人面+日輪が描かれています。
偶像崇拝厳禁のイスラム教の教義からすれば、珍しいデザインですね。
このデザイン、ウズベキスタンの紙幣にも登場してます。
ドームの天井、どこか王蟲っぽい意匠じゃないですか?
シェルドル・メドレセでは修復の様子を見学することができました。
そして中央にあるのがティラカリ・メドレセ。1660年完成。
ドーム内の礼拝所は金色でキラキラしてます。
ティラカリは「金箔された」という意味らしいのです。
ティラカリ・メドレセ内には博物館っぽい展示もあります。
あまり売れない土産物を並べるよりいいと思います。
中庭ではドッピ帽をかぶったおじさんたちがのんびり。
で、誰がこんな知恵をつけたのだ…
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風の谷はパキスタンの某所という説がありますので、
造形デザインに影響があってもおかしくないような気がしました〜