2007年04月20日

川崎「IL PINOLO」

イル・ピノーロ。

トスカーナ風イタリアンのお店。

ランチについては、トスカーナの雰囲気は感じられませんが。

厳密には「イタリアン風」のレストランでしょうか。

イル・ピノーロってケーキショップのイメージが強いですよね。


きちんとしたレストランです。

アレルギーなどで食べられない食材に配慮してくれます。

席に着くとキャンドルサービスがあります。

客の持ち時間にも気をつかってくれます。

1時間の持ち時間だと「ゆったりランチ」は難しいですもんね。

お勘定もテーブルで。

一瞬、お釣りの端数を残しそうになります。

帰りはドアを開けて見送ってくれます。

「ここは本当に川崎か?」ってな感じです。←失礼m(_ _)m


ランチは3種類。プラス¥200でスープもつけることができます。

・Pasta Lunch(¥1,300)
→前菜とサラダ、パスタ、フォカッチャとパン、コーヒー

・Secondi Lunch(¥2,400)
→前菜、メイン、デザート盛り合わせ、フォカッチャとパン、コーヒー又は紅茶

・Special Lunch(¥3,400)
→前菜盛り合わせ、パスタ、メイン、デザート盛り合わせ、フォカッチャとパン、コーヒー又は紅茶

月・水・金曜はレディースデーランチ(¥1,600)もあります。
→前菜盛りあわせ、パスタのコンビネーション、デザート盛り合わせ、コーヒー又は紅茶

女性は何かとお得です。


プリモとセコンド両方だと¥3,400ってことですよね。ん〜…

ランチとしては高いですねえ、やっぱり。

アンティパストがあることだし、パスタランチを注文してみました。

でもちょっとさびしいので、プラス¥250で本日のデザートを追加。

antipas.JPG
鶏のテリーヌとサラダ

pasta.JPG
パスタ(アジのトマトソース)

lunchdes.JPG
ランチデザートのチョコケーキ

ボリュームはありませんが、繊細かつ上品です。

お店の名前にあるように、料理に松の実を使ってるんですね。

自家製フォカッチャは、まあまあ。

バゲットは…冷凍パンのような気がしました。

フランスでない国で、同じ食感のバゲットを食した記憶が。

食後のコーヒーはエスプレッソでした。


サービス面は良かったと思います。

まっ昼間から照明が落ちすぎではありますが。

雰囲気からいって、ひとりメシはちょっと場違いな気もします。

客層は。

有閑マダム。映画帰り。セミリタイア組。社用。

働くお兄さんやお姉さんの姿が見えません。

日常的なランチ向きではない…ということですね。

ツッコミどころは。

天井は見なかったことにしといた方がよろしいかと。


ここで、イタリアンに共通する課題をちょっと。

ランチタイムにフレンチを食べるとすると。

「メイン料理なし」なんてことはありえないですよね。

安かろうと高かろうと。


イタリアンの場合は。

セコンドを無視して、パスタとサラダと飲み物でお茶を濁す。

そういう安易なランチがヒジョーに多いと思います。

そうすると。

食後、何だか腑に落ちないような気分に…

パスタランチが多いワケは。

我々が炭水化物イーターだから、という理由もあるでしょう。

パスタは原価が安いから、という理由もあるでしょう。

ほかの店もだいたい同じだし、という理由もあるでしょう。

昼休みの時間は限られてるし、という理由もあるでしょう。

しかし。

¥1,200以上のランチなら「セコンドあり」が本来あるべき姿では?

フレンチビストロが充実しているいま、余計にそう思います。

そう思いません?(←誰に言ってるのだ)


◆店舗情報
【IL PINOLO 川崎店】
住所:川崎市川崎区小川町4-1 ラ チッタデッラ3F
電話:044-230-1033
営業時間 
11:00〜15:00(ランチ/平日)
11:00〜16:00(ランチ/土・日・祝日)
17:30〜22:00(ディナー)
無休
http://www.il-pinolo.com/ilpinolo/index.html
posted by kan at 23:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 川崎ごはん | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
そう思います。強く思います。
でも、結局日本人は「麺好き」で、セコンドだけのランチセットにしても売れないし、ではパスタとセコンド・・・とすると価格が上がるし・・・ということで、パスタがセコンド代わりのランチセット登場、という特殊事情、なんでしょうね。

しっかーし、ここも高いですねえ・・・ラゾーナの某店もボッタクリでしたが、川崎のイタリアンて妙に強気です。南青山並み。需要と供給のバランス、なんだろか?
Posted by アリーマ at 2007年05月04日 15:42
そうなんですよね。

日本人は世界有数の麺食いですもんね。自分も含めて。

ラーメンも蕎麦もうどんも、麺そのものがメインディッシュですもんね。

素麺や春雨やコンニャク麺ですらメイン?



需要と供給のバランス、どうなんでしょうねー。

あえて「お高い」価格設定で普通の逆をいく戦略?

「ローブリュー」のデュフュージョン版みたいな店(←どんな店だ)が、
川崎とか東新宿のような町には似合う感じがするんですけどね。

代々木の「ビストロひつじや」みたいな店も似合うと思います。

Posted by 菊 at 2007年05月08日 23:24
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