バーボン・ストリートという名前は脳裏に刻まれているわけです。
南部はさまざまな音楽の源泉の地との認識がありましたので、音楽に期待してましたし、バーボン・ストリートはシブいところなんだろう、と想像してました。
で、実際に訪れてみるとですね。
夜の六本木というか歌舞伎町というか。
バーやらライブハウスやら、外まで音が聞こえるハコがたくさんありまして。
おねいさんの踊る店なんかもありまして。
酒を手にはしゃぐ酔っぱらいがたくさんいまして。
正直なんじゃこりゃ、な通りでした。
アメリカって基本的に路上飲酒がダメな場所が多いと思いますので、路上でお酒O.K.なだけでも舞い上がっちゃうのかもしれませんね。
ブルースの香りについては、別の日に路上で演奏する老ミュージシャンから感じることができました。
翌日、同じ宿に泊まっているアメリカ人のおじさまがバーボン・ストリートに行くとのこと。
「バーボン・ストリートはツーリスト・トラップだと思う」と伝えましたが、彼は「そうは思わない」と。
ツーリスト・トラップってのは観光客相手にあくどい商売をするようなことを指します。
その場で、持っていたポケット英和和英辞典で調べたんですけどね。
しばらくして宿に戻ってきた彼が言うには、
「You're right.Bourbon street is tourist trap!」
やっぱり。
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