2022年02月26日

【ベルギー🇧🇪】ベルギー三大古典菓子のうちふたつ


月イチの世界のお菓子。
(※歳時記は別腹です)

2月は「バレンタインデー→チョコ→ベルギー」という安直な連想から、ベルギーのお菓子をいただきました。

ベルギーでは大定番の三大古典菓子といえば、@ミゼラブルMisérable・AメルヴェイユーMerveilleux・BジャヴァネJavanais。

ミゼラブルは分厚いバタークリームをアーモンド生地ではさんだ素朴なケーキ。
日本のフランス菓子店でもちょくちょくみかけます。

メルヴェイユーは生クリームをはさんだメレンゲに削りチョコをたっぷりまぶしたもの。
神楽坂に専門店ができたりして、少しずつ広まっているようですね。

ジャヴァネは薄いアーモンド生地とコーヒー風味のバタークリームを層状に重ねたもの。
これはベルギーで修業なさったパティシエの店であっても、置いてあることは稀です。
商品構成上、オペラに近いルックスも仇となるのかもしれません。

以前は「ドゥバイヨル」で食べることができましたが、日本からなくなってしまったのが残念。
(こういった「日本の店頭ではあまり見かけないけど本国ではメジャーな甘いもの」はどこに需要があるかといいますと、おそらく製菓教室にあるんではないかと)

さて。入手しやすいミゼラブルの食べ比べでも……と考えておりましたが、管理栄養士さんの顔が曇るのが目に見えるよう。
なので今回はミゼラブルとメルヴェイユーを1個ずつ。

KIMG1196.JPG
◇人形町「シュークリー」のミゼラブル

こちらのミゼラブルはプチガトーですが、冷凍できるサンドイッチ状のミゼラブルを作っている店もあります。どちらかといえばサンドイッチ状の方が現地っぽいかも。
日本では柑橘の風味付けなどでバタークリームが重たくなりすぎないよう工夫されていることが多いようです。

KIMG1226.JPG
◇奥浅草「ベルノート」のメルヴェイユー

メレンゲがサクサク!クリームの甘さを抑えてあるのでペロリといけちゃいます。
英国のイートン・メスやオセアニアのパブロヴァと同様に、メレンゲ菓子は軽やかなのでスルスル胃の腑におさまってしまいますね。


【シュークリー】
住所:東京都中央区日本橋人形町1-5-5
https://m.facebook.com/Sucre-rie-%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC-313513148721507/

【スイーツスタジオ ベルノート】
住所:東京都台東区浅草3-38-5
https://www.facebook.com/bellenotetokyo/
posted by kan at 00:00| Comment(0) | 世界のお菓子の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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