ブルガリアで乗ったタクシーの運転手さんに言われたことがあります。
はい?
ワタシは日本人ですけど、なんでウクライナ?
そのときはそう思いました。
中央アジアを訪れたことで、ちょっとその謎が解けたような気がします。
特にアルマトイがそうでしたが、東洋人と西洋人が混在する場所ってあるんですね。
CIS圏の人たちにとっては、東洋人はさほど異邦人ではないのかもしれませんね。
今回はじめてウクライナを訪れてみました。
どちらかといえば、旧ソ連の国というよりも、欧州の1国という印象です。
ビザも不要ですし、他のヨーロッパ諸国と同じように旅行できると思います。
最初に地下鉄に乗り込んだとき、地図を手に持つ東洋人を見て、
「どこまで行くんだい?」と、案内してくれようとした人がいました。
駅からホテルが見えてるのに最短距離で行けるルートがないなあ、と思ってたら、
「ブラティスラヴァ・ホテルか?ならあっちの道だよ」と教えてくれた人がいました。
ホテルに着くまでの1時間に、何も言わなくても助けてくれた人が2人。
ウクライナの印象は悪くなりようがありませんね。
ウクライナで嫌な思いをしたということはほぼゼロでした。
どちらかといえば先進国的な、スマートな配慮があちこちで感じられました。
やさしくつつましい感じの人たちでしたね。(そして美しい。)
今回は恋のトンネルも見に行きませんでしたし、チェルノブイリも訪れませんでした。
マ・クベ大佐やレビル将軍に縁のある黒海沿岸のオデッサも、冬なのでパスです。
でもキエフの日常(デモは非日常かもですけど)が見られただけでも、なかなかよかったですよ。
クリスマス時期というのもよいものです。
ウクライナのお金が余ってしまいましたので、またそのうち行かねばなりませんね。
以上でウクライナ&モルドヴァ旅行、終了でございます。
今回もおつきあいいただきましてありがとうございました。
(おしまい)