京都の丸善が復活です。
グランドオープンの2日後、店内を見に行ってきました。
詳細はこちらで。
↓
【PR TIMES】梶井基次郎『檸檬』で知られる「丸善 京都本店」8月21日(金)カフェ併設の大型書店として10年ぶりにグランドオープン!
http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000009424.一見して、丸善らしいイメージを体現した店舗だと思いました。
個人的な印象ではありますが、日本橋(と京都)の店舗がもっとも丸善本来の形を残していて、なおかつ百貨店的な業務/接客オペレーションが通用する店舗だと思います。
丸の内本店とラゾーナ川崎店は規格外ですね。
「丸善 京都本店」は河原町通りの四条と三条のあいだ、全面改装した京都BALの地下1・2階にあります。
http://www.bal-bldg.com/kyoto/エスカレーターの吹き抜け空間が広いため、あまり地下という感じはありません。
大まかに、地下1階は一般書と文具、地下2階は専門書と洋書、カフェという構造になっています。
南から北を見て、フロアを縦4つに割ると、エスカレーターは東から2番目のエリアに位置することになりますす。
そして什器は東西方向にかなり長く配置されています。
俯瞰で見ると、(横に長い)魚の背骨を上向きにしたような配置でしょうか。
ダークブラウンの什器からは落ち着いた上品な印象を受けます。
基本的にすべての棚がストッカー&エンドなしのタイプで、棚の延長線上のエスカレーター西側に新刊・話題書の平台があります。
レジはそれぞれエスカレーターの南側(地下1階)、北側(地下2階)にひとつずつ。
特筆すべきは、地下2階の洋書の多さですね。
フロアの3分の1を占めるほどの洋書が揃っています。
これはもう洋書店と称してもよいレベルかと思います。
一方で、書籍の担当さんは、ストッカーなしの棚では配本に対して取捨選択がたいへんそうな気がします。
分類が多岐にわたる人文社会や、商品量を求められるジャンルの担当さんは苦労なさるのではないかな、とも思います。
ただ、京都の店舗は、例えばビジネスに特化する必要もなければ、コンピュータ資格や建築法令集の在庫を豊富に抱える必要もないかもしれませんね。
スノッブな雰囲気は好みが分かれるところかもしれませんが、まさにこれが京都の丸善なのではないかと思いますよ。
ところで、入店してすぐに菊岡さんをお見かけしました。
「松戸の店にいらしているはずでは?」と思ったのですが、京都本店のオープンに合わせて異動なさったとのことでした。
フロア長だそうで、お忙しそうでしたよ。
◆店舗情報
【丸善 京都本店】
住所:京都府京都市中京区河原町通三条下ル山崎町251 京都BAL 地下1階・2階
電話:075-253-1599 (書籍) 075-708-3408(カフェ)
営業時間11:00 〜 21:00
<B1F>文芸・実用・文庫・新書・コミック・学習参考書・
児童書・雑誌・文具
<B2F>理工・医学・人文・芸術・社会・PC・語学・洋書・カフェ