2006年の6月末にオープンしたスイス・ドイツ菓子の専門店。
吉祥寺の「ゴッツェ」を知る人にとっては懐かしい味のはず。
腰本シェフ(1973年生まれ)はゴッツェさんの後継者なのです。
昨年の冬に集中的に4回訪れ、20種類ほど味見してみました。
そのなかで特徴的なものをいくつか。

カラカス。ラム風味のガナッシュが特徴のチョコケーキです。

アーモンド入りのバターケーキ、レーリュッケン。
表記は「レールケン」だったかな。
ケーキを包むココア風味のアーモンドの層が、やたらとぶ厚い。

紅玉を使ったリンゴのケーキ。
自家製のクワルクチーズも使われています。
(これがオーストリアでは「トプフェン」となります)

エンガディナーヌストルテ。
これでもか、といわんばかりにクルミぎっしりですね。

「リンツァー」(手前)。直方体の切り分けタイプです。
格子模様&フランボワーズジャムが定番のオーストリア菓子ですが、
こちらはスイスふうにナッツのペーストのフィリング入り。
バナナのような風味で美味しい。
フィリングのベースはへーゼルナッツとアーモンド粉にレモンの皮、
ほかに牛乳・砂糖・バター・蜂蜜・バニラビーンズ…てなところ?
実はゴッツェさん関連の資料(非売品)を持ってたりするんですよ。
レシピを見ますと、やはりナッツの使用量がハンパないですね。
それがスイス菓子の特徴といえるかもしれませんね。
腰本シェフはいわゆる「2代目」のような職人さんでしょうか。
2代目は先代の味と技を継承しつつ、自分の味を模索する職人さん。
これまた大変なお仕事ですね。楽しそうでもありますけど。
ちなみに「お菓子の家」を作ってくれる職人さんでもあります。
追記
製菓職人さんは今年のシュトレンを作り終えていると思います。
まことにお疲れさまでございます。
すでに終わってからのことでアレですが、腰本シェフが雑誌に、
「手作りで贈ろう 魔法の“シュトレン”」という記事を載せてます。
何という雑誌の何年何月号かといいますと、それは秘密です。
◆店舗情報
【スイス・ドイツ菓子こしもと】
住所:東京都中野区若宮3-39-13
電話:03-3330-9047
営業時間10:00〜20:00
火曜定休
http://homepage3.nifty.com/e-youko/koshimoto/【Paul Goetze】(通信販売のみ)
http://homepage3.nifty.com/e-youko/goetze★こちらのお菓子もゴッツェ・スタイルなので、記載しときます。
【スイス・ドイツ菓子工房 ビーネマヤ】
住所:札幌市白石区本通7丁目南7番27号
電話:011-862-4554
営業時間10:00〜20:00
火曜定休
http://gourmettown.net/bienmaja/