2023年07月23日

【🇫🇷フランス】石川町「パティスリー・レ・ビアン・エメ」でフォレノワール

とある木曜日、横浜。

吉田町でギリシャ料理をいただいた後、石川町に移動。

“黒い森のさくらんぼケーキ”探求の一環として、「パティスリー・レ・ビアン・エメ」へ。


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シックで端正な装いのフォレノワール。

さくらんぼが出回る時期の季節商品ですね。


個人的には多少野暮ったくてもドイツのものがナツカシの味覚なのですけども、もちろんシックなタイプもよいものです(^▽^)/


【パティスリー・レ・ビアン・エメ】
神奈川県横浜市中区石川町2-78-15
https://www.instagram.com/les_bien_aimes/
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2023年07月21日

【🇫🇷フランス】新宿「ル サロン ジャック・ボリー」でフォレノワール

とある木曜日。

“黒い森のさくらんぼケーキ”探求の一環として、「ル サロン ジャック・ボリー」へ。

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え。これがフォレノワールですと?


ゲルググの盾形(正式名称は何?木の葉形?アーモンド形?猫の目形?)の薄いビターチョコレートが3枚。

チョコとチョコのあいだにクリーム。いちばん上にグリオットチェリーと金箔。


生地部分がないことを除けば材料は共通してます。なので、フォレノワールと言えなくはないのかな。

しかし変われば変わるものですね。


上品で美味しいけども、特にいちばん下の薄いチョコの板を食べるのが難易度高いです。

飴細工なんかもそうですが、見て楽しむ要素が強いのかもですね。


【ル サロン ジャック・ボリー(LE SALON JACQUES BORIE)】
東京都新宿区新宿3-14-1 伊勢丹新宿店 本館4F
https://parlour.shiseido.co.jp/lesalon/
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2023年05月08日

【香港🇭🇰】池袋「香港誠記」で楊枝芋圓

とある暑い土曜日。

ちょいと冷たいもんでも、と中華デザートの店へ。

楊枝甘露(ヤンジーガンルー)は冷たいデザートの定番。

マンゴーのスープにマンゴー果肉、柑橘のポメロ、それにサゴ椰子のパールタピオカ。

日本国内で提供される場合には、柑橘はポメロじゃないかもですけども。

甘酸っぱくて美味しく、どこで食べてもあまりハズレがないので、よく注文します。


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楊枝芋圓(ヤンジーウンエー)

今回はパールタピオカではなく、芋圓が入っている方にしました。中身たっぷり。


ちなみに店名に「香港」とついてはいても、基本的には中国本土の方が営業しているケースがほとんどかと思います。


【香港誠記 池袋店】
東京都豊島区西池袋1-43-7 福住ビル B1F
https://www.instagram.com/hongkongseiki/
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2023年02月21日

【インドネシア🇮🇩】松戸「MAHAMERU COFFEE」でダダールグルン

とある日曜日。

都内に出かける前に、ちょっとだけ地元のカフェに立ち寄り。

この日は「ダダールグルン」が用意されているとのことでしたので。

(インドネシア出身の方が経営しているのです)


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ダダールグルン(Dadar Gulung)


はい、インドネシアのクレープ的なお菓子ですね。

中身はココナッツフレークとパームシュガーを煮詰めたもの。

生地には米粉が使われることが多いようです。


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緑色はパンダンリーフという植物由来の色素。東南アジアではポピュラーですね。

目黒のインドネシア料理店「チャベ」にもダダールグルンがあると思うのですが、パンダンは使われてなかったかな。


ダダールが「たまご、もしくは薄い生地」を指し、グルンが「巻く」という意味なのですけども。

(※menggulungが「巻く」という意味の動詞です)

くるくる巻くのが「グルン」って、擬態語みたいで面白いですね。

マレー/インドネシア語のようなポリネシア系言語には、日本人からはオノマトペに見えるような言葉がけっこうありますね。



【MAHAMERU COFFEE】
千葉県松戸市本町6-8平野ビル1F
https://www.mahameru.tokyo/
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2022年12月30日

【オランダ🇳🇱】オリボーレン

改めまして、大晦日に食べるお菓子です。

ドイツの「ベルリーナー・プファンクーヘン」には「クラプフェン」という地方名があります。

で、「クラプフェン」もジャム入りドーナッツのベルリーナーを指す場合と、空気多めのシュー生地タイプを指す場合とがあります。

オランダで大晦日に食べる風習のある「オリボーレン」(“油のボール”という意味)は、シュー生地タイプのクラプフェンによく似ています。


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オリボーレン


甘さはほとんどなく、レーズン入りのシンプルな揚げ菓子ですね。

日本でも売られてまして、意外なことに「JACK IN THE DONUTS」で取扱いがあります。


【JACK IN THE DONUTSヨドバシAkiba店】
東京都東京都千代田区神田花岡町1-1
http://jack-donuts.jp/
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2022年12月28日

【ポルトガル🇵🇹】「ナタ・デ・クリスチアノ」のボーロ・レイ

1月6日の公現祭にあわせてフェーヴ入りのガレット・デ・ロワを食べるフランスの風習が広く知られるようになりましたが、他の国にも同じような意味合いのお菓子がみられますね。

ポルトガルのBolo Reiボーロ・レイとスペインのRoscón de reyesロスコン・デ・レイエス。

バルカン半島のvassilopitaヴァシロピタも仲間に入りそうですね。


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今回は代々木八幡「ナタ・デ・クリスチアノ」のボーロ・レイを注文してみました。


リング状のパン(王冠のイメージ)がドライフルーツ等でカラフルに彩られています。

フェーヴを入れて切り分ける風習は、もともとは古代ローマの農神祭に由来するようですね。


(追記)1月6日まで少しずつ食べ進めてみたところ、徐々に生地がしっとりなじんできて、よいものでしたよ!



クリスマスにまつわる各国のお菓子をちょこちょこ試してみた12月。

トータルではケーキよりもはるかに高くついたのは、ここだけの話です。



【ナタ・デ・クリスチアノ】
東京都渋谷区富ヶ谷1-14-16 スタンフォードコート103
http://www.cristianos.jp/nata/menu.html
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2022年12月23日

【イタリア🇮🇹】ボンボローニ

とある寒い土曜日。

ドイツでは大晦日(&謝肉祭の時期)にベルリーナー・プファンクーヘンというジャムドーナッツを食べる風習があります。

クリスマス前でも売ってるかも、と以前ベルリーナーを購入したことのある日本橋浜町「タンネ」を訪れてみたところ、
「ベルリーナーは1月と3月に発売します」とのこと。
うん。ですよねー。

それなら似たものでいいかな、とボンボローニ(イタリアのクリームドーナッツ)を買いに行くことに。

最近有名になった新富町「Litus」を訪れると、すでに売り切れでした。なんということだ。

次の出来上がり時間のぶんを予約できるとのことなので、待ち時間で銀ブラ。

寒いのでお茶でも、と思いついたのが銀座にもある「STARBUCKS RESERVER」。

Princi(イタリア発のベーカリー)のペストリーを取り扱っているんですよね。

コーヒー自体はスペシャルなぶんだけなかなかお高いのですけども。

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で、ティラミスクリーム入りのボンボローニとカプチーノを注文してひと息ついたのですが。

いまなんで時間をつぶしてるんだっけ。ボンボローニ待ちだよね。

だのになぜボンボローニを食べているのだろうか。根本的に行動が間違ってるんではなかろうか。

ついでにボンボローニはあんまりクリスマスとは関係なくて。

寒い時期の方が美味しく食べられるとは思いますけども。

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(こっちが「リートゥス」の。カスタードとピスタチオ。)

でも実際美味しかったので、結果が良ければオールOKです。


【ドイツパンの店 タンネ】
東京都中央区日本橋浜町2-1-5
https://bakerytanne.com/

【Litus】
東京都中央区新富2-9-6
https://www.instagram.com/litus2021/?hl=ja

【スターバックス リザーブRストア 銀座マロニエ通り】
東京都 中央区 銀座3-7-3 銀座オーミビル
https://www.starbucks.co.jp/reserve/
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2022年12月16日

【英国🇬🇧】クリスマスのお菓子C ミンスパイ

おまけで英国からも。

英国のクリスマス菓子といえばクリスマス・プディングとミンスパイ。

あのみっちり詰まったプディングは独り身には量が多いので、ミンスパイを買いました。

minceミンス(=ミンチ)といっても、いまは肉ではなくドライフルーツが使われてますね。


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東麻布「モーニングトン・クレセント」のもの。

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以前に購入した九段「スワン&ライオン」のもの。

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レイジーデイジーベーカリーのもの。

一般的にミンスパイの中身はレーズンのみであることが多いのですが、「レイジーデイジーベーカリー」のミンスミートはブラムリーアップル・ドライフルーツ・スパイス・バターという構成なので、レーズン単体が苦手な方でも美味しくいただけると思います。


【レイジーデイジーベーカリー】
東京都文京区湯島2-5-17
https://www.facebook.com/lazydaisybakery/
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2022年12月15日

【チェコ🇨🇿】クリスマスのお菓子B ツックロヴィー

東欧はチェコから。

チェコのクリスマスクッキー、ツックロヴィー。

アドベント(クリスマス前4週間)からさまざまなクッキーを焼きため、クリスマス以降に家族で食べるものだそうな。

年末に向けて甘くて保存のきくものを用意するのは、欧州各地にみられる傾向ですね。

個人でチェコのお菓子を作ってらしてる「ツックル」さん、ちょくちょく利用しています。

今回はクリスマスに合わせて6種類入りのミニツックロヴィーセットを購入しました。

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・Perníčky(ペルニーチュキ/スパイス入りクッキー)
・Linecké koláčky(リネツケー・コラーチュキ/ラズベリージャムをサンドしたクッキー)
・Rohlíčky(ロフリーチュキ/ホロッとした食感のU字型クッキー、ツックルさんのはヘーゼルナッツ風味)
・Ořechy(オジェヒ/ココア生地にくるみたっぷり、クルミを模したお菓子)
・Pracny(プラツニ/スパイス入り、熊の手の形のクッキー)
・Kokosové pracny(ココナッツプラツニ/ココナッツ風味クッキー)


クリスマス時期にチェコに滞在した際、クリスマスマーケットのあちこちに濁った水の入ったビニールプールがあったんです。

なんだろうと思ったら鯉。鯉食文化があるんですよね。

魚型のペルニーチュキは、クリスマスに食べる鯉を表しているのですね。


【チェコのお菓子屋ツックル】
https://www.facebook.com/cukr.mi/
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2022年12月14日

【スペイン🇪🇸】クリスマスのお菓子A ポルヴォロン、マンテカード、トゥロン

南欧はスペインから。

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ポルヴォロン

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マンテカード


ポルヴォロンとマンテカードは“クッキー生地の落雁”とでも形容すべき?お菓子。

材料は小麦粉、砂糖、油脂、アーモンドなどのナッツ。

非常に崩れやすいので個包装にしないと形が保てなくて、成型はしてあるものの、ほぼほぼ粉そのもの。

このふたつはとてもよく似たお菓子で、外見ではほとんど見分けがつきません。

「ドゥルセ・ミーナ」の店内に掲示されていた説明によると、より油脂が多く使われているのがマンテカード、とのことです。



トゥロンはフランスでいうところのヌガー。

ナッツやドライフルーツなどを蜂蜜と卵白で固めたもので、ハードタイプ、ソフトタイプ、そして生タイプがあります。

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今回はトゥロン・ブランド・カリダッド・スプレマ(アーモンド含有率の多いトゥロン)のハードとソフトタイプの両方を買って食べ比べてみました。

ソフトタイプの方は初めていただきましたが、くちどけのよいピーナッツバターのような、ちょっと不思議なお菓子でしたよ。


【ドゥルセ・ミーナ】
茨城県守谷市ひがし野3-11-2
https://dulcemina.jp/
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2022年12月13日

【フィンランド🇫🇮】クリスマスのお菓子@ joulutorttuヨウルトルットゥ

ブッシュ・ド・ノエルとシュトレンは日本でもかなり浸透しましたね。

その次がパネトーネあたりでしょうか。

ベラヴェッカ(フルヒテブロート)もよくみかけるようになりました。

ヘクセンハウス(お菓子の家)は主に受注生産でしょうから、店頭にあったとしても展示用かもですね。


今年は欧州の中心から少し離れたところにあるクリスマス菓子をちょこちょこと試してみることにしました。


北欧はフィンランドから。


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joulutorttuヨウルトルットゥ


風車のような、十字手裏剣のようなカタチのパイはフィンランドの伝統的なクリスマス菓子で、星を表しているそうな。

パイの中心のフルーツは、通常はプルーンが使われます。

冷凍パイシートがあれば比較的容易に作れるそうなので、いまの時期、フィンランドに関わりのある場所では結構取扱いがあるのでは。


【Hyvää Matkaa!ヒュバ・マトカ】
東京都渋谷区神宮前5-18-10 エクサスペース1-A
https://www.nordic.co.jp/news/28637/
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2022年12月08日

【オランダ🇳🇱】聖ニコラウスの日B シンタクラース

オランダでは12月6日のお祝いを「シンタクラース」と呼びます。
「サンタクロース」っぽいですね。

東麻布「モーニングトン・クレセント」では不定期で土曜日に英国菓子の販売があるのですが、今回はシンタクラースのタイミングに合わせてオランダのお菓子が用意されるというので買いに行ってきました。

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・Gevulde koek(円形のアーモンドペースト入りクッキー)
・Gevulde speculaas(フィリング入りの細長いスペキュロス)
・Boter koek(バターケーキ)

オランダ語の「Koekクーク」はケーキやクッキーの意味で、「Gevuldeヘフルド」はおそらく〈埋める・詰める〉の意味の動詞由来かと。

いずれもバターたっぷりのザックリ食感で、英国菓子同様に紅茶泥棒なやつですね。

欧州版のサンタクロースにはちょっと怖い相棒や助手が一緒にいる場合が多く、良い子にプレゼントをくれるだけでなく、悪い子にはお仕置き(とはいってもプレゼントが石炭や木の枝になってしまう程度です)があったりします。

日本の「なまはげ」のような風習を連想しますね。


むかーし、NHKで放映された『PEANUTS』のハロウィーン回で、子供たちがトリックオアトリート!で家をまわった際、他の子はいろいろなお菓子をもらっているのにチャーリーブラウンだけは「かりんとう」しかもらえないという話がありました。

ところが原語のチャーリーブラウンのセリフは「I got a rock」、つまり「石ころ」しかもらえてなかったという衝撃の内容で、日本のスタッフはモロモロ鑑みて「かりんとう」と配慮の翻訳をしたのでしょう。

もっとも、欧州版サンタクロースの風習を知ってみると、石ころのプレゼントにもそれなりの意味合いがあるのかもですね。チャーリーブラウンが悪い子だとは思いませんけども。


【モーニングトン・クレセント】
東京都港区東麻布 2-14-3 カサド並木101
http://mornington-crescent.co.jp/
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2022年12月07日

【ベルギー🇧🇪】聖ニコラウスの日A スペキュロス

ベルギー・オランダあたりで聖ニコラウスの日のお菓子といえば「Speculoosスペキュロース/Speculaasスペキュラース」。

シナモンやクローブなどのスパイス入りで、ザクザクとした食感のビスケット。

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ブリュッセルの「MAISON DANODYメゾン・ダンドワ」のものが有名ですね。

って、大丸東京まで買いに行ったら店舗は撤退してました。

日本唯一の店舗だったのに、なんということだ。

さいわい通販は継続していたので購入できましたけども。


スペキュロスはベルギーあたりが発祥と言われますが、外野から見ると各地にみられるジンジャーブレッド/ジンジャービスケットのバリエーションのひとつに思えますね。


【メゾン・ダンドワ】
https://cselect.jp/
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2022年12月06日

【フランス🇫🇷 ドイツ🇩🇪】聖ニコラウスの日@ マナラ

12月6日は聖ニコラウスの日。

聖ニコラウスはサンタクロースのモデルとなった聖人ですね。

フランスのアルザス地方には、聖ニコラウスの日に「manala(マナラ)」というブリオッシュ生地の人型パンを食べる風習があります。

その場合、飲み物はショコラ・ショー(ホットチョコレート)が定番ですね。

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東京ではあまりみかけませんが、毎年「PAUL」で期間限定販売してますので、今年は買ってみました。
※「サンニコラ」の名前で販売されています

ドイツの西部地域にも同じような風習がありまして、そちらの人型パンは一般的に「Weckmann(ヴェックマン)」と呼ばれます。

が、なぜだかやたらと地方名が多く、今川焼の呼称の比ではありません。


スイスでは「Grittibänz(グリッティベンツ)」などと呼ばれています。


【PAUL】
https://www.pauljapan.com/
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2022年11月28日

【オーストリアÖsterreich🇦🇹】

11月の世界のお菓子はオーストリアから。

りんごの季節になりましたので、アプフェルシュトゥルーデルの食べ歩きをしてみました。

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◇エーデッガー・タックス(京都・岡崎)

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◇デンメアティーハウス(六本木)

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◇カフェウィーン(三越前)

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◇TEEBLATT TOKYO(大崎広小路)

中身はナッツとレーズン入り、どちらか入り、りんごのみとさまざま。

シナモンを効かせて、薄く伸ばした生地を使うのが共通点ですね。

温めてアングレーズソースを添えてサーブされるとワンダーな印象になります。

もちろんタルトタタンやオーソドックスなアップルパイもよいものですね。


ちなみに、溜池山王のツッカーベッカライカヤヌマにも伺ってみたのですが、アプフェルシュトゥルーデルは午後イチの段階で売り切れでした。

なんということだ。


オーストリアははじめて訪れた外国ですけども、現地では学食と立ち食いとBILLA(スーパー)ばかりで、高級な場所でお茶をするなんてことはなかなかなかったのですよね。学生だったし。

ここにきてデンメアとかユリウスマインルの紅茶をいただいていると、隔世の感がありますね。


※現在デンメアティーハウスではマールツァイト(青山)のもの、TEEBLATT TOKYOではサイラー(福岡)のものを提供しています


【エーデッガー・タックス】京都市左京区岡崎成勝寺町3-2
【デンメアティーハウス】港区六本木7-21-22
【カフェウィーン】中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店
【TEEBLATT TOKYO】品川区西五反田1-24-4
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2022年10月21日

【インド🇮🇳】

2022年のディワーリー(ヒンドゥー教の新年を祝う祭り)は10月24日。

そんなわけで10月はインドのお菓子「ミタイ」をいただきます。

あったかいチャイが美味しくなる季節なので、ちょうどいいタイミングですね。


インドのお菓子といえば西葛西の「トウキョウミタイワラ」。

1Fのショーケースには色とりどりのミタイが。

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こちらでは軽食とデザートを提供している2FでラスマライRas Malaiをいただきました。

スパイスで風味付けしたミルクソースにスポンジ状のカッテージチーズを浸したものですね。


四谷の「Mumbai+The India Tea House」にはミタイのアフタヌーンティーがあります。

ワタシは一度にたくさんは食べられませんので、少しだけ。

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グジヤGujiyaとグラブジャムンGulab Jamun。

グジヤは甘いパイ菓子で、ナッツなどの甘いフィリング入り。

グラブジャムンはカッテージチーズ+小麦のドーナッツをシロップ漬けにしたもの。


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ジャレビJalebiは小麦粉のゆるい生地を熱い油の入った鍋に少しずつ回し落として揚げ、シロップに浸したもの。

御徒町にあるハラルフード店「EUSA HALAL MART」の店頭でたまたまみつけたものを購入しましたよ。



グラブジャムンはよく“世界一甘いお菓子”なんて言われますし、ミタイはどれもこれも容赦なく甘いものです。

が、慣れればどうということはないのでございます。

(ラドゥやハルワはおなかにたまるので、今回は外しました)



【トウキョウミタイワラ】
東京都江戸川区西葛西6-8-5
https://www.instagram.com/tokyomithaiwala/

【Mumbai+The India Tea House】
東京都新宿区四谷1-8-6 ホリナカビル1・2F
https://mumbaijapan.com/yotsuya/
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2022年09月28日

【ポルトガル🇵🇹】

9月の世界のお菓子はポルトガルから。

日本でポルトガル菓子といえば、西の「カステラ・ド・パウロ」と東の「ドース・イスピーガ」。

カレー巡りにあわせて「ドース・イスピーガ」に通ってみました。

実は路上販売時代から贔屓にしてます。


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★Sericaia セリカイア

アレンテージョ地方のお菓子。こちらのセリカイアはモチっとした食感で、プリンとケーキのあいのこのよう。シナモンが効いてます。


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★Cavacas カヴァカス

クッキーと甘食の中間のような、素朴なお菓子。九州北部の「丸ぼうろ」の親戚にあたります。カヴァカスにもいくつかのバリエーションがあるようです。


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★Brisas do Lis リス川のそよ風

鮮やかな黄色が印象的な卵黄とアーモンド粉のお菓子。

フィナンシェを卵黄で作ってシロップ漬けにしたら近い味わいになるでしょうか。

ポルトガルの卵黄菓子はタイの黄金菓子や長崎の鶏卵素麺のルーツですね。


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★Pudim de Ovos たまごプリン

ナツカシ系の濃厚なプリン。しっかりたまごの味がします。


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★Bolo de Mel e Nozes ハチミツとクルミのケーキ

水分少なめでポロポロと崩れやすいケーキ。これもシナモンが効いてます。


全体に甘さはやや控えめにしてあると思います。
シントラで食べたトラヴェセイロ(パイ菓子)を除いて、現地でいただいたお菓子のほとんどがめっちゃ甘かったですので。

ポルトガル、特に何があるというわけではないのですけども、ただそこにいるだけでイイ感じなのですよね。
適度に新しいものと古いものが混在してて、なんとなく懐かしい雰囲気で。
昭和レトロな感じといったらよいのでしょうか。


【DOCE ESPIGA】
東京都千代田区神田小川町3丁目2-5
https://www.instagram.com/doceespiga/
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2022年08月31日

【中国・四川省🇨🇳】

もうひとつの8月の甘いもの。

2019年夏のマイブーム、冰粉(ビンフェン)です。

作り方も食感も愛玉に似てまして、「オオセンナリ」というナス科の植物の種を水中で揉むことでゼリー状のデザートができあがります。

愛玉の場合は「カンテンイタビ (アイギョクシ)」という植物を用いますが、クワ科なのでまったく別の種となります。

西早稲田の「甘露」で初めて冰粉をいただいたときには、まだまだ世の中には未知の食べものがあるものだなあ。と嬉しくなりましたね。

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糍粑冰粉

黒蜜ときなこもち。基本の冰粉です。

サンザシとレーズンを散らして甘酸っぱさも加えられていますね。


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醪糟冰粉

中国の甘酒と白玉の冰粉。


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玫瑰冰粉

華やかな薔薇の冰粉です。


2022年夏バージョンとしては「水果冰粉(スイカとマンゴーの冰粉)」が登場したようです。

食べに行きたいのですが、すっかり人気店になっちゃったからなあ。


日本におけるわらびもち同様、冰粉もオオセンナリとは別の材料で作られることがあるようですね。

残念なことながら、これはどこにいってもそうなるでしょうね。



【甘露】
東京都新宿区西早稲田3-14-11
https://www.kanro.tokyo/
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2022年08月23日

【マレーシア🇲🇾】チェンドル

8月の世界のお菓子はマレーシアの「チェンドル」。


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こちらはシンガポールで食べたもの。

チェンドルとは、狭義ではパンダンリーフで緑色に着色したニョロニョロしたゼリーのことを指します。

で、この緑色のニョロニョロが入っている冷たいデザート全般をチェンドルと呼んでいるようです。

氷あずきは「アイス・カチャン」ですが、氷あずきにニョロニョロが入ると「(アイス)チェンドル」になるのかな?


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こちらは大妻女子大近くのマレーシア料理店「MASAK MASAK」のチェンドル。

暑さも峠を越えたところで、駆け込みでかき氷をいただくことにしました。

ココナッツミルクをかけたかき氷に小豆、トウモロコシのピューレ、チェンドル、それにパームシュガーの蜜。

こちらのチェンドルは淡い緑色で手作り感がありますね。


【MASAK MASAK】
東京都千代田区九段南3-5-5 グレース和平1F
https://masakmasakjp.com/
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2022年07月23日

【USA🇺🇸】バナナ・スプリット

梅雨の戻りを狙ってみました。

7月の世界の甘いものは、アメリカ合衆国の「バナナ・スプリット」。

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バナナを縦半分に切って間に2〜3色のアイスクリームを盛りつけ、あとは生クリームやチョコレートソースなどで化粧。

実にアメリカンなデザートですね。


暑すぎる時期にはクリームが重たいし、寒い時期に3色アイスはカラダが冷えてしまいます。

なので夏本番のちょっと前にいただくつもりが、例の8連続猛暑日のためにおかしなことになってしまいましたね。


むかし、「みんなのうた」で「バナナ・スピリット(作曲:西岡恭蔵)」てな曲がありまして。

(2番のサビ)
ママの好物チョコレート パパは気取ってラムレーズン
だけど最後には いつだって あの娘が作る
バニラの香りする とびきりの banana spirit



このバナナ・スピリット=バナナ・スプリットのことではないかと思うのですが。

当時はスプリットという単語が一般的ではなかったので代用したのか、あるいは単なる間違いか。

実際、ワタシも野球とルアー釣りの他ではスプリットという単語を目にしないのですよね。


【淡路坂珈琲 お茶の水店】
東京都千代田区神田淡路町2-9 JR紅梅橋高架下4号
https://awajizaka-coffee.owst.jp/
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2022年06月27日

【タイ🇹🇭】ロティ

さまざまなお菓子のあるタイですが、今回はタイ由来ではないものをいただきました。


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ロティ with シナモンバニラ


ロティは、タイでは甘いスナックとして屋台で売られています。

中華圏でいうところのツォンヨウピンのような位置付けでしょうか。


もともとはインド亜大陸のものですね。

広義ではヒンディー語で薄焼きパン全般を「ロティ」と呼ぶそうですが、インド国外ではロティ=パラタという扱いになっているような。

パラタは生地にギー(上澄みバター)を塗り、折りたたんで焼いたもの。

デニッシュやクロワッサン同様に層状に焼きあがるので、サックリ・もっちりの食感が特徴となりますね。


で、基本的にはパンとしてカレーとともに食べるパラタが、東南アジアではスイーツ扱いになるのですよね。


今回は御徒町のヒチカケでいただきました。

シナモン&バニラアイスはシンプルながらもベストマッチ。

胡椒も散らして、オトナ味に仕上がってますね。



日本で甘いロティを扱っている店としては「Gootara cafe」(https://www.facebook.com/gootaracafe0306/)があります。

以前は神楽坂に店舗がありましたが、いまはキッチンカーで主に神奈川県に出店しています。



【Hitch×kakeru*】
東京都台東区上野6-2-2 ライフビル2F
https://m.facebook.com/hitchxkakeru/
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2022年06月08日

【トルコ🇹🇷】ロクム

「ロクム」というお菓子があります。

『ナルニア国物語』の「ライオンと魔女」に出てくる「ターキッシュデライト」と同じものだそうな。


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トルコデザートプレート


右下の、立方体のお菓子がロクム。

主に砂糖とでんぷん、ナッツでできています。

日本でいえばボンタンアメのような、駄菓子のさくらんぼ餅のような、東日本のゆべしのような……

そんなお菓子です。

コーヒーに合うとされていますが、日本人的な味覚からすると無糖のお茶が合いそうな気がしますね。

昨年あたりから日本でも取り扱う店が増えてきました。


6月だからロクム。

というのは安易なので、別の甘いものを想定しておりますけれども。

せっかく思いついたので、過去に食べたものを上げておきますね。


【intersectioncafe】
東京都千代田区神田須田町1-21-2
https://www.facebook.com/intercafetokyo/
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2022年05月29日

【ドイツ🇩🇪】シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ

そんなわけでドイツ菓子のリベンジです。

青山一丁目と赤坂見附のあいだにあるドイツ文化会館へ。

めっちゃひさびさなのです。


KIMG1725s.JPG

あってよかったシュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ。

チョコとクリームで重そうに見えて、意外に軽やかなんです。

キルシュヴァッサー(さくらんぼ🍒の焼酎)が使われているのでオトナ味ですね。

(ここになかったら鎌倉まで足をのばすことになってました)


都内でシュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテのイートインがある場所といえば今田美奈子さんのサロン・ド・テがありますけれども、あそこはワタシにはハードルが高すぎてムリムリでございます。


【マールツァイト】
東京都港区赤坂7-5-56 ドイツ文化会館1F
https://mahlzeit.owst.jp/
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2022年05月28日

【ドイツ🇩🇪】フランクフルター・クランツ

5月はさくらんぼ🍒が出始める時期なので、ドイツの「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテ(黒い森のさくらんぼケーキの意)」を食べようとカフェバッハへ向かいました。

すると「キルシュトルテはGWで終わりました」とのこと。

昨年よりも早めに来たのに、2年連続でフラれてしまいました。

なんということだ。


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代わりにいただいたのが「フランクフルター・クランツ(フランクフルトの花輪の意)」。

かための生地にバタークリーム、キャラメリゼされたナッツが基本ですね。

少量のジャムの酸味がアクセントになって、美味しいですよ(^o^)



【カフェバッハ】
東京都台東区日本堤1-23-9
https://www.bach-kaffee.co.jp/
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2022年04月28日

【イタリア🇮🇹】カンノーロとカッサティーナ

4月のお菓子はシチリアから

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カンノーロ(複数形はカンノーリ)


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カッサティーナ(カッサータの小さいの)


リコッタチーズがかぶってしまいましたけれども。


カンノーロは『ゴッドファーザー』に出てきますね。

ニーノカフェのものはサクサクでクリームも軽やか。


カッサティーナはピスタチオ入りのマジパンで包み、ドレンチェリーなどで飾るのがスタンダードですね。


ちなみにお菓子2つとカフェラテで2800円。容赦ない港区プライスでございます。


【ニーノカフェ】
東京都港区南青山1-25-1
https://www.ninocaffe.jp/
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2022年03月28日

【アルゼンチン🇦🇷】アルファホール

3月のお菓子は南米から。

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アルゼンチンの国民的お菓子、アルファホール(alfajor)。

南米一帯で老若男女に人気があるそうな。

大きさはチョコパイのカサを増した感じ。

基本はコーンスターチ生地のホロホロっとしたクッキーでドゥルセ・デ・レチェ(練乳を煮詰めたキャラメルクリーム)をサンドしたもので、めっちゃ甘いです。

これはココナッツがけですが、チョコレートコーティングのものあり、中身がジャムのものあり、いろいろです。

今回は通販で入手しましたが、五反田の南米食材店でも取り扱いがあるようですし、ペルー料理店で見かけることもありますね。


【ムイペリグロッソ Muy Peligroso】
https://alfajorjapan.wixsite.com/muypeligroso
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2022年02月26日

【ベルギー🇧🇪】ベルギー三大古典菓子のうちふたつ


月イチの世界のお菓子。
(※歳時記は別腹です)

2月は「バレンタインデー→チョコ→ベルギー」という安直な連想から、ベルギーのお菓子をいただきました。

ベルギーでは大定番の三大古典菓子といえば、@ミゼラブルMisérable・AメルヴェイユーMerveilleux・BジャヴァネJavanais。

ミゼラブルは分厚いバタークリームをアーモンド生地ではさんだ素朴なケーキ。
日本のフランス菓子店でもちょくちょくみかけます。

メルヴェイユーは生クリームをはさんだメレンゲに削りチョコをたっぷりまぶしたもの。
神楽坂に専門店ができたりして、少しずつ広まっているようですね。

ジャヴァネは薄いアーモンド生地とコーヒー風味のバタークリームを層状に重ねたもの。
これはベルギーで修業なさったパティシエの店であっても、置いてあることは稀です。
商品構成上、オペラに近いルックスも仇となるのかもしれません。

以前は「ドゥバイヨル」で食べることができましたが、日本からなくなってしまったのが残念。
(こういった「日本の店頭ではあまり見かけないけど本国ではメジャーな甘いもの」はどこに需要があるかといいますと、おそらく製菓教室にあるんではないかと)

さて。入手しやすいミゼラブルの食べ比べでも……と考えておりましたが、管理栄養士さんの顔が曇るのが目に見えるよう。
なので今回はミゼラブルとメルヴェイユーを1個ずつ。

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◇人形町「シュークリー」のミゼラブル

こちらのミゼラブルはプチガトーですが、冷凍できるサンドイッチ状のミゼラブルを作っている店もあります。どちらかといえばサンドイッチ状の方が現地っぽいかも。
日本では柑橘の風味付けなどでバタークリームが重たくなりすぎないよう工夫されていることが多いようです。

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◇奥浅草「ベルノート」のメルヴェイユー

メレンゲがサクサク!クリームの甘さを抑えてあるのでペロリといけちゃいます。
英国のイートン・メスやオセアニアのパブロヴァと同様に、メレンゲ菓子は軽やかなのでスルスル胃の腑におさまってしまいますね。


【シュークリー】
住所:東京都中央区日本橋人形町1-5-5
https://m.facebook.com/Sucre-rie-%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC-313513148721507/

【スイーツスタジオ ベルノート】
住所:東京都台東区浅草3-38-5
https://www.facebook.com/bellenotetokyo/
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2022年01月29日

【英国🇬🇧】ビクトリアンサンドイッチケーキとスティッキートフィープディング

2022年は月イチで「世界のお菓子の世界」をUPしようかと思います。

なお、「洋菓子歳時記」は別腹です。


1月は日本橋三越で英国展が開催されることから、英国のお菓子を選んでみました。

日本にある英国菓子の店を知るには、やはり英国展をチェックするのが早道かと。


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浜田山「ベリーズティールーム」のビクトリアンサンドイッチケーキとレモンドリズルケーキ


英国展で購入。混まない平日の夕方早い時間を狙いました。

これはもう、英国菓子界では大定番のケーキですね。

ビクトリア(ン)サンドイッチケーキはバターケーキにジャムをはさんだシンプルな構成で、まさに紅茶泥棒です。


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九段南「スワン&ライオン」のスティッキートフィープディング


隣に添えたハーゲンダッツのバニラアイスは自前です。

デーツ(ナツメヤシの実)が使われているのが特徴的なプディング。

比較的新しいお菓子かと思いますが、英国人はコレが大好きなのだとか。


人形町の「タイニートリアティールーム」のものも冷凍便で取り寄せましたので、近いうちに味わってみようと思います。





【ベリーズティールーム】
https://www.berrystearoom.com/3

【スワン&ライオン】
https://www.swanandlion.com/
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2021年02月20日

【スウェーデン🇸🇪】六本木「リラ・ダーラナ」でセムラ

とある土曜日の昼、六本木。


無事にミッションをクリアし、あとは楽しいデザートの時間です。

いまの時期限定のスイーツをいただきましょ。

※昨年は食べ損ないました


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セムラ(Semlor)


甘くやわらかいパン生地にたっぷりのクリーム。

パンの中にはマジパンのフィリング。

謝肉祭時期のカロリー万歳なスイーツでございます(^o^)


北欧の他の国でも、名前は異なりますがセムラと同じタイプのお菓子が食べられているそうです。

これがポーランド・チェコ・ドイツではクリームやジャム入りの丸いドーナツタイプ、フランスでは揚げ菓子に変わります。


エピファニーよりもこっちの慣習の方が馴染めますね。

(繁忙期、倒れないように意識してカロリー摂取してます)


◆店舗情報
【リラ・ダーラナ】
住所:東京都港区六本木6-2-7 2F
http://dalarna.jp/
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2021年02月06日

【デンマーク🇩🇰】代々木八幡「イエンセン」のスモーケーア

とある2月の土曜日の過去ネタ。


新宿方面で用事を済ませ、ふと思い出したのが「イエンセン」。

そうだ、デニッシュ買おう。

小田急線に乗り換え代々木八幡へ。


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スモーケーア


ひと口で「おおっ!」と感嘆する味わい。

生地に対して60%以上ものバターが使われているとか。

並みのデニッシュとは明らかに別格なのでございます。

サックリ食感に加え、しっとりかための甘いフィリング層もあります。

パンでもあり、お菓子でもある食べものですね(^o^)


ちなみに「デニッシュ」というのは日本での呼び名で、デンマークでは「ウィーンのパン」と言われています。


◆店舗情報
【イエンセン】
住所:東京都渋谷区元代々木町4-3
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2020年02月16日

【ベルギー🇧🇪】「メゾンダンドワ大丸東京店」のリエージュワッフル

「MAISON DANDOY」は1829年創業のブリュッセルの老舗焼き菓子店。

大丸東京店に支店があり、ワッフルやビスケットを購入できます。

ときどきデパートなどの催事にも登場しますね。


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リエージュワッフル


ここはブリュッセルワッフルを買うべきだろう?

という心の声に逆らってしまいました。


焼き色は薄く生地はやややわらかめ。

カリッもちッの食感とパールシュガーの組み合わせはリエージュ風のお約束ですね。


こちらで購入しといてアレですけど、商業的にはマネ●ンの方はずいぶん広まりましたよね。



◆店舗情報
【メゾンダンドワ大丸東京店】
住所:東京都千代田区丸の内1-9-1 大丸東京店B1F
営業時間10:00〜21:00(土日祝〜20:00)
http://www.cselect.jp/
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2020年02月06日

【オーストラリア🇦🇺】下北沢「フランキーメルボルンエスプレッソ」でラミントン

とある水曜日。


大学病院でエコー検査を受けた後、下北沢の小さなカフェへ。

ホームメイドのお菓子がいくつか用意されてます。

20200122fm.JPG

ラミントン


食べ比べてみたけどほぼ同じだったラミントン。

こっちを先にいただいたんですけどね。


店員さんが外国の方で、お客さんも外国の方が多い印象で。

オーストラリア東海岸に旅行した気分が味わえるかも。


◆店舗情報
【フランキーメルボルンエスプレッソ】
住所:東京都世田谷区北沢2-12-15
営業時間
火曜11:30〜18:30
水・木・日10:00〜20:00
金・土10:00〜21:00
月曜休
http://www.frankie.jp/
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2020年02月02日

【オーストラリア🇦🇺】神宮前「郷土菓子研究社/ビノワカフェ」でラミントン

とある土曜日、神宮前へ。


20200201lamington.JPG

ラミントン


やわらかスポンジケーキにチョコレートソースを染み込ませ、ココナッツをまぶしたお菓子で、ホームメイドの素朴な味わい。


見た目からブル○ンのシルベー○を連想するかもしれませんが、シル○ーヌのようにかたいチョココーティングではないですね。


下北沢の別の店でもラミントンがあるので、比較のために食べてみました。

ほぼ同じものでした。

同じ方の作ったものだったりして。



◆店舗情報
【郷土菓子研究社/ビノワカフェ】
住所:東京都渋谷区神宮前6-24-2 原宿芳村ビル2F
電話:03-6450-5369
営業時間14:00〜20:00(土日祝12:00〜18:00)
不定休(月4日)
https://www.kyodogashi-kenkyusha.com/cafe/
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2020年01月19日

【アゼルバイジャン🇦🇿】神宮前「郷土菓子研究社/ビノワカフェ」の「シェケルブラ」

とある日曜日。

原宿と渋谷の間あたりにある「郷土菓子研究社/ビノワカフェ」へ。

世界のお菓子が食べられる、ありがたいところなのでございます。

(今年は定期的に伺ってみたいと思います)

まずはアゼルバイジャンのお菓子をいただきます。

本来はナウルーズ、春分の日にいただくのがよいのでしょうけど。

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商品名「シェチェルブラ」(şəkərbura、シェケルブラ)


クルミのフィリングを包んだパイ菓子ですね。

名前はトルコ語由来。
アゼルバイジャン語はテュルク諸語に分類されるので、トルコ語に近いんですね。


azerbaijan02.JPG

中身はクルミぎっしり!

砂糖のシャリシャリ食感とカルダモンの爽やかさが特徴的ですね。

これにはチャイを合わせるのが良さそう。


ごちそうさまでした(^o^)


◆店舗情報
【郷土菓子研究社/ビノワカフェ】
住所:東京都渋谷区神宮前6-24-2 原宿芳村ビル2F
電話:03-6450-5369
営業時間14:00〜20:00(土日祝12:00〜18:00)
不定休(月4日)
https://www.kyodogashi-kenkyusha.com/cafe/




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2020年01月15日

【オーストリア🇦🇹】北青山「カフェ・ラントマン」でアインシュペンナー

とある日曜日。


シュニッツェルをいただいた際、魔がさして注文してしまいました。


2020.01.12landtmann2.JPG

アインシュペンナー


コーヒーに山盛りホイップ(※甘くないクリームです)。

日本でいう「ウィンナコーヒー」にあたるものがコレですね。

しょっちゅう飲むようなものではありませぬが、たまにクリームをガッツリいきたくなるときもありますね。

真夏にはちょっとムリかな。

デザート的なコーヒーと言えましょうか。


多量の乳脂肪を摂取した結果、このあと別の場所でスイーツをいただく予定が消えました。

なんということだ。



◆店舗情報
【カフェ・ラントマン】
住所:東京都港区北青山3-11-7 Ao4F
電話:03-3498-2061
営業時間11:00〜23:00(日祝〜22:00)
https://www.giraud.co.jp/landtmann/
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2019年07月12日

【スリランカ/マレー】三崎町「カレー&オリエンタルバル 桃の実」でヴァタラッパン

とある火曜日。


蒸し暑いので「桃の実」さんでカレーをいただきまして、ついでに食後のデザートを注文しました。


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ヴァタラッパン(watalappam/watalappan/vatlappam)

スリランカのココナッツミルクカスタードプリン。

ポピュラーな呼び名は「ワタラッパン」でしょうか。

マレー由来のスイーツなのだとか。

現地で使われる甘味料は日本では一般的でなく、黒糖で代用するレシピが多いようです。

スイーツながら、カルダモンやグローブ、ナツメグなどのスパイスが使われるのが独特ですね。

美味しくいただきました。



◆店舗情報
【カレー&オリエンタルバル 桃の実】
住所:東京都千代田区三崎町1-1-14 三崎町大島ビル1F
電話:03-5577-2879
営業時間11:30〜14:30、18:00〜22:00(土曜11:30〜16:30)
日曜休
http://www.momo-no-mi.jp/
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2019年03月16日

【インドネシア🇮🇩】神田和泉町「チンタジャワカフェ」でピサンゴレン

とある土曜日。


おやつどき、神田和泉町を三井記念病院🏥方面に歩いていると、脇道に「インドネシア」の文字が見えました。

「チンタジャワカフェ」。

平塚市の明石町にある同名のインドネシア料理店が、2019年1月9日に新店舗をオープンしたようです。


IMG_20190316_150249.jpg

PISANG GORENG ES KRIM

ピサンゴレンは揚げバナナ🍌、アイスはココナッツ。

シナモンシュガーがふりかけられてます。

バナナにはちょい酸味があって、甘すぎずイケますね。


メニューを見てみると代表的なインドネシア料理が揃っています。

単品1000円前後でしょうか。デザートが数種類あるのもよいですね。

ドリンクが意外に安いので、使いやすそう。


暑い季節に伺ったら、より南国気分が出るかも。



◆店舗情報
【チンタジャワカフェ】
住所:東京都千代田区神田和泉町1-1-7
電話:03-5821-6682
営業時間11:00〜23:00
無休
http://cintajawacafe.jp/about/index.html
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2019年02月10日

【ペルー🇵🇪】御徒町「Hitch×kakeru*」で「チチャ・モラーダ」

とある火曜日。


今年初めてのヒチカケへ。

期間限定のようですが、ペルーの飲みものが用意されてます。


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チチャ・モラーダ


懐かしい。

川崎のペルー料理店(※麻布十番に移転)でよくいただきました。

紫トウモロコシのジュースなんですよね。

パイナップル🍍とシナモンと煮てあって、甘めの仕上がり。

ウマいですよ(๑´ڡ`๑)




◆店舗情報
【Hitch×kakeru*】
住所:東京都台東区上野6-2-2 ライフビル2F
営業時間18:00〜23:30
月曜休
https://m.facebook.com/hitchxkakeru/
posted by kan at 21:52| Comment(0) | 世界のお菓子の世界 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする