エスカレーターも、ちょっとせっかちのような気がします。
赤道直下にあるシンガポール。
もちろん高温多湿なのですけど、意外に過ごしやすいかもしれません。
海に囲まれているせいか良い風が吹いて、日陰に入れば快適です。
陽が沈んでいる間は気温も下がりますし。
街を歩く人たちも、あまり汗をかいていないように思います。
そもそもスリムな人が多い。
赤道直下ではデブは生きていけない…のかも。
生まれてはじめて飛行機に乗り、降り立ったのがチャンギ空港でした。
オーストリアへのトランジットだったので入国しませんでしたが、
チャンギ空港のトランジットモール=シンガポールのイメージでした。
コスメやブランドショッピング目的で訪れる、人工的な都市国家。
いま思えば偏ったイメージでした。
オーチャードのショッピングセンター群は人工的なイメージそのもの。
でも中心部を少し外れると、ベースはやはり東南アジアなのです。
必ずしも清潔とはいえない場所も、少なからずあります。
それもシンガポールです。
ただし、今後もより便利に清潔な方向で新しいものが作られていくはず。
高層団地の数々やMRTの駅に近接したショッピングモールの人出を見れば、
その流れは止まらないと思います。
移動中に携帯電話に夢中になっている人が多いのは日本と同じですね。
厳しい刑罰も有名ですが、ゴミも落ちてますし、歩きタバコもみかけます。
人が生活する以上、何もかも完璧というわけにはいかないのでしょう。
公共交通機関での禁止事項はキッチリ守られているようなので、
刑罰にかなりの抑止力があることもまた事実なのでしょうけど。
おそらく、若い時にシンガポールを訪れても面白くはないと思います。
でも、いくつか国をまわったあとでシンガポールの成り立ちを知ると、
興味をひかれる部分がいくつも出てきます。
しかも便利で安全、言葉の問題もなく、特別に外国人扱いもされません。
日本人が滞在して、もっとも気楽でいられる国のひとつだと思います。
今回の訪問では、当初の予定の半分もこなせませんでしたけど、
旅の中継地として何度でも訪れたらよいのですよね。
お土産には「マカン・スートラ」という本を買いました。
シンガポールのB級グルメガイド。
アマゾン・ジャパンでは取扱がないんです。
ラッフルズホテルのロゴ入り傘にもちょっと惹かれましたけど、
ホテルから持ち逃げした感じも否めないので、やめときました。
ラッフルズホテルを見たとき、ココロの中に流れたBGMはなぜか、
「リバーサイドホテル」でした。
「ホテル・カリフォルニア」では乾燥しすぎかと。
ラベル:シンガポール