2011年01月31日

台北(その2)、そして帰途

帰国前日。
主に台北の北西エリアを歩き、南東エリアのごく一部に寄り道します。

台北駅からのスタート。
駅の北西側は、カバンや服飾小物を扱う店が集まる場所。
実は安宿街でもあります。

カバン屋街を抜けると寧夏路夜市のある寧夏街にぶつかります。
さらにそこから西へと歩くと…

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乾物ストリート、迪化街です。

今度は迪化街から北東方面へ。
家樂福(カルフール)をひやかし、民權西路を東へ。

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お、この店、“ひげちょう”じゃないの?懐かしい。

MRT民權西路まできたところで、いちおう維格餅家の本店を偵察。

MRTで中山駅へ。近くの「永漢書局」をのぞきます。
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店名からわかると思いますが、ある人物にゆかりのある書店です。
当然ながら、その人物の著書を集めたコーナーがありました。

壁面の分類がわかりやすいレイアウト。
店内に入って右側は日本語の本があり、古本も扱ってます。
日本のグラビアアイドルの写真集(小学館ムック)が18禁でした…

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某所で小龍包のランチ(198圓≒575円)。
む。ハズレではないがアタリでもない。中の中。なんと。台北まで来て不覚…
営業妨害にならぬよう、特に店名を秘すことにします。

食後、林森北路や松江路の周辺をざっくり歩いてみて、
今後の参考のためにシティバンクの位置などを確認。

今度はMRTを乗り継いで、南東エリアの市政府駅へ。
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台北101が見えます。一時は世界で一番高い建物でした。

駅近くに巨大な新光三越がありますが、目的はそっちではありません。

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誠品・信義店。
台湾の大手書店チェーン「誠品書店」の最大店舗です。
敦化南路には24時間営業の店もあり、MRT台北車站にも小型店があります。

信義店はビル全体がショッピングモールの体裁で、レストランもあります。
本にとどまらずインテリア、ファッション、音楽、生活雑貨なども扱う業態で、
書店の枠を超えてます。日本の本も置いてありますよ。

今回は明確な目的をもって、ある分野の本を探しにきたのですが、
「20年前に出た本を10年前に改訂したもの」しかありませんでした。
そうなると自分の足で調べるしかないな…

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早めの夕食は、ホテル近くの「良品牛肉麺」にて紅焼牛肉麺(100圓≒290円)。
ピリカラのスープに、ほうとうのような手打ち平麺。
牛肉もボリュームがありました。

翌朝の帰国便が早い時間の出発なので、早々にホテルに戻って休みます。

そして明け方。

ふと目が覚めて、携帯電話を見ると6時半。
寝坊だっ!と飛び起きてから気づく。1時間の時差があるんじゃん…

あわてて損したな、と思って携帯電話の目覚ましを解除しようとすると、
そもそも目覚ましをセットし忘れていたという…世にも恐ろしい話です。

朝6時(現地時間)の空港行きバスは満員でした。

7時前に桃園国際空港に到着し、台湾一周はつつがなく?終了しました。

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機内食の朝食をいただき、少しウトウトっとしたらもう着陸。

おうちに帰るまでが遠足です。しかし我が家に帰ってホッとしたのもつかの間、
家には食材がほぼゼロだったことを思い出したのでした…買い物は明日でいいか。

お土産の烏龍茶を淹れ、鳳梨酥を食べてひと心地ついたらデジカメ画像を整理。
睡魔に襲われつつ帰国の報告だけアップしたら、今回の旅行は終わりです。

(おしまい)




2011年3月11日に発生した東日本大震災に際し、
台湾の皆様より多大なご支援をいただきました。

皆様、本当にありがとうございます。

謝謝台灣、我們絕對不會忘記台灣人的善意

2011年01月30日

台北(その1)

雨の中、台北に辿りつきました。
2004年以来の訪台なので、いろいろと変化があります。
バスターミナルも新しくなったし、地下街も充実してるなあ。

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台北での常宿は、台北駅や新光三越のすぐ近くにあるYMCA。
何よりロケーションが良い。MRTにもすぐ乗れるし、バスターミナルも近い。
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YMCAといってもドミトリーなどではなく、ちゃんとしたホテルですよ。
冷蔵庫もドライヤーももちろん備え付けだし、NHKも見ることができます。
ロビーにはPCがあるし、チェックイン前/アウト後でも荷物を預かってくれます。
各階にコインランドリーもあり、カードも使えて1泊1800圓(≒5220円)。
お得でしょ?
…といった諸要素は全て後付けしたもので、要するに河岸を変えるのが面倒だと。
いちばん最初に台北に来たときに泊まったら、ラクチンだったんですわ。


台北中心部を四角で囲んでおおざっぱに4分割してみると、
台北駅は南西エリアと北西エリアの境目、真ん中あたりに位置しています。

この日は主に南西エリアを徒歩とMRTでまわります。
自分の足で距離感をつかむのは今回が初めてかもしれません。

YMCAの周辺は塾の多い場所柄、いろいろな軽食を入手できます。
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三明治(15圓≒45円)。サンドイッチですね。
いざ食べようと思ったら、これ、4枚のパンで3つの具をはさんでました。
このままワイルドにかぶりつけ、と。

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MRT善導寺駅まで行き、ビルの2Fにある豆漿店にて鹹豆漿(25圓≒75円)。
油條入りの、熱くてしょっぱい豆乳ですね。豆腐が固まりつつある状態でした。
「ことりっぷ」を手に食べにいらしてる日本女性の姿も。あなどれん。

MRT忠孝新生駅から連雲街という裏道を10分ほど散歩して、永康街へ。
あの「鼎泰豊」がある場所ですね。

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かき氷で有名な「冰館」のはす向かいにある店で葱抓餅(25圓≒75円)。
外側カリッと、中身はふわっと。香ばしさと食感を楽しめます。
そういえば「冰館」は「永康15」という店名に変わったそうです。


雨の中を西方向に歩いていくと…
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中正記念堂があります。蔣介石の功績を讃えて造成されたもの。
黄・橙・赤の廟を見慣れた目には、このブルーが新鮮に映るのでした。

さらに西に進むと…
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現在の総統府、すなわち旧・総督府の建物。立派な洋式建築ですね。

もっと西に進むと…
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西門町に辿りつきます。いまは原宿のような若者の街になっていますが、
かつては歌舞伎町のような怪しいエリアとして知られていました。

安い服や靴の店がいっぱい。特に、女子向けの商品が安い印象です。
スニーカー500円均一とか、けっこう見かけますよ。

MRT西門駅の近くで、思いがけず「維格餅家」を発見。
MRT民權西路駅近くにあるという本店に買いに行くつもりでしたが…
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ここで買っちゃいました。台湾土産の定番、鳳梨酥。
ひと口食べると、瞬間的にカロリーメイトチーズ味→フルーツ味の記憶が喚起され、
パイナップル&冬瓜ジャムと生地が混然一体となった味わいがもたらされるのです。

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読売新聞で紹介されたようですね。

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ここまで来たので、華西街観光夜市にも足をのばしてみました。
ヘビやスッポンを食べさせる店があるような夜市ですけど。
夜市というよりは仲見世の商店街を連想してしまいますね。

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〆に鶏肉飯(30圓≒90円)をいただき、ホテルに戻ります。

もうね、この3日間で10年分くらい折りたたみ傘をたたみましたよ。

2011年01月29日

おまけ画像

台北に行く前に、もうひとつおまけエントリ。

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台南の路地裏でカラスミを干してました。
観光地で見るカラスミはどれもキレイですが、これは生活感のあるものでした。

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宜蘭のマクドナルドがお城でした。

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微妙な日本語シリーズその1、「あれもほっし これもほっし」

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微妙な日本語シリーズその2、「の」の用法にかかわるもの。
言わんとするところはなんとなくわかります。

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これも「の」の用法にかかわるものですね。
ソウルでも「和の」って和食屋さんを見たことがあります。

日本語って難しい。正しく解説せよ、と言われたらもっと難しい。

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これ、味付けのりなんですけど、ブランド名が「元本山」。

パッケージの右上にブランドのキャッチフレーズが書いてあります。

友情の山。
健康の山。
品質の山。
元本山、
元々は山である


山本山さん、感想をお持ちしております。

2011年01月28日

飲みもの&果物

台北に行く前に目先を変えまして、まず台湾で飲んだもの14連発です。

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市販の果汁系飲料はなぜか濃度が薄め。
「美粒果(ミニッツメイド)」なんて果汁10%でしたよ。

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木瓜牛乳すなわちパパイヤミルク。甘くコクがあります。

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杏仁茶。茶といっても実態は杏仁ミルクです。

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コンビニでよく見かける「純喫茶」。お茶ですね。
最近は砂糖なしのものもあります。つまりパック入り緑茶飲料は砂糖入りってこと。

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筒状のボトルが珍しくて購入したコーヒー飲料。
もうひとつ“ラッテ”というのもあります。“ラッテ”は激甘でした。

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台湾におけるコーラ的な清涼飲料水。
香料がマウスウォッシュのようで、正直ちょっと飲みづらいです。

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レッドブル的なアレ。

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グアバジュース。

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スターフルーツジュース。

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代表的なスポーツドリンク。
むかし「維力(ウイリー)」って飲み物がありましたが、
あの甘草風味というのか、似たテイストを感じます。

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ファンタ。こんなに甘かったっけ?という甘さでした。

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ネスティー。

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おなじみポカリスエット。日本よりもボトルの内容量が多めです。

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カルピスウォーター。


日本でなじみのある飲みものも結構ありますね。


そして今回食べたフルーツ。

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釈迦頭(バンレイシ)。英名はカスタードアップルまたはシュガーアップル。
よく熟した洋梨から芳醇成分を抜き、その代わりに練乳を足したような味。
やわらかくミルキーでジューシーな、不思議なフルーツです。

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見た目はこんなです。
バンレイシ、チェリモヤ、アテモヤと大きく分けて3つの系統がありまして、
バンレイシとチェリモヤをかけあわせたアテモヤには多くの品種があります。


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見た目は青リンゴみたいで、バラ科植物かなあ、という第一印象なのですが、
名前は「台湾蜜棗」。ナツメです。日本だとグミみたいなのを想像しますが。
台湾の冬の味覚、らしいです。今回初めて食べました。

ナシのような、白く水分の多い果肉で、フットボールのような種が1個。
歯ごたえがあってみずみずしく、なかなか美味しいものでしたよ。

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盛り合わせで食べたグアバ(左下)。若く固い実をポリポリと食べるのですが、
乾燥梅の粉をかけて食べることを初めて知ったのでした。

2011年01月27日

九份は今日も雨だった

宜蘭から台北に向かう途中に瑞芳という駅があります。
そこから九份へのバスが出ているので、せっかくなので寄り道することに。
(宜蘭から急行で所要約70分、111圓≒320円)。

九份は金鉱の採掘で栄えた町。金が枯渇し一度は寂れたものの、
映画の舞台となってから観光地として復活、現在に至ります。

もともと雨の多い土地柄で、雨降りでも情緒があってなかなか良いのです。

ちなみに瑞芳までの道のりは、海あり、水田あり、渓流あり。
車窓からの景色を存分に堪能できますので、列車右手に注目です。
(台北から花蓮に行く場合にはもちろん、列車左手に注目!)

瑞芳の駅でコインロッカーに荷物を押し込め、駅前のバス停へ。
ちょうど「金瓜石」との表示があるバスがきたので、飛び乗ります。

しかし、どうもおかしいのです。
山道をくるくる上っていくはずなのに、こんな広い道路をひた走るなんて。
もしかして…と思って20分ほど経った頃、バスが停まります。

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うん…ここは港だなあ。

運転手さんが発した言葉は「キールン」。って、やっぱり基隆かいっ!
逆方向のバスに乗ってましたわ。

運転手さんによると、バスの上部の行き先表示じゃなく、
フロントガラスに置いてあるアクリル板を見よ、とのことでした。
後の祭りなのですが。

フェリーで沖縄のアイランドホッピングをして、終点は台湾の基隆。
そんなプランをあたためて、基隆に行くならそのとき、と決めていたのにな…

基隆まで来ちゃったなら、もう泊まるつもりでホテルを探した方がいい。
しかし荷物は瑞芳駅のコインロッカーの中なのですよ。

しかたなく一度下車して、反対方向へ向かうバス停へ。
やってきた九份行きのバスは、さきほどの運転手さんのバスでしたがな。

今度はちゃんと九份に着きました。
いろんな意味で疲れたので、まず甘いものを補給することにします。

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芋圓(40圓≒120円)。

タロイモと小麦粉でできた、モチモチ食感の団子です。寒い季節はお汁粉仕立て。
数種類の芋圓に加えて小豆、緑豆、麦などが入ってます。

ほんのりとやさしい甘さで、カラダもあたたまり、ひと心地つきました。


あとはゆっくりと、迷路のような細道を歩きます。

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急坂の階段、豎崎路。写真でよく見る、「これぞ九份」という場所ですね。

前回遊びにきたときには、茶藝館で仲間5人とゆっくりお茶をいただきました。
ひとりが店に財布を置き忘れてアワアワしたことも、良い思い出です。


瑞芳の駅に戻って、30分ほど列車に揺られると、台北に到着です。

2011年01月26日

宜蘭

花蓮から自強號で宜蘭へ(所要約1時間、225圓≒650円)。

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ここで念願のTEMU1000形(太魯閣列車)に乗ることができました。
日本の日立製作所製です!

客家人によって開けた町・宜蘭。
もともと円形の城壁があったため、城壁跡の道路が町をまるく取り囲んでます。
マンハイムみたいな町です。わかりにくいたとえです。

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宜蘭東門観光夜市で魯肉飯(20圓≒60円)の夜食。
ガード下の屋台街なので、雨でも問題ありませんでした。

翌朝は早起きして町を散歩、道端にある魔よけ、「石敢當」を探します。

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ありました。

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もうひとつ。

石敢當は道の分岐点やカーブ、住宅の門や塀などにあるものだそうですが、
現在では少なくなっているとか。日本では沖縄に多くみられるそうです。

ちなみに「道端 魔よけ」で検索すると“道端カレン”が出てきてしまいます。

2011年01月25日

移動日(高雄→台東→花蓮→宜蘭)

高雄で考える。
あったかい南部にギリギリまで滞在するのもアリなんだよな…と。
そうすれば台湾最南端の墾丁にも、国立海洋生物博物館にも行ける。
その代わり、当初考えていた台湾一周はなくなる。

もともと旅の予定はどんどん現地で変えていくスタイルなのですが、
高雄で予備日を使ってしまったため、あまり日程に余裕がないのです。

結局「泣いて馬謖を斬る」心境で墾丁行きをあきらめ(大袈裟な)、
台湾東部の町・台東へ向かいます(所要約3時間、364圓≒1060円)。

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旅の道連れ、駅弁は有名な池上便當。鶏腿飯(85圓≒250円)をチョイス。

台湾東部は原住民族の多い土地。
台東11万の人口のうち、約半数を原住民族が占めるのだとか。
確かに、行き交う人たちにエキゾチック・タイワンな雰囲気があります。

地理的に考えたら、大昔の九州もいろんな民族のるつぼだったのかなあ。

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主に市場を散策した後、花蓮へ移動(所要約2時間50分、266圓≒770円)。

たまたまこのとき乗った急行が、台湾を一周する観光列車だったようです。
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本来なら回収される切符に車掌さんがメッセージを書いて、記念にくれました。

「台湾の車窓から」風景が流れていくのはなかなか楽しい…のですが、
北東部に近づくにつれて天候があやしくなり、ついには雨が降り出します。
花蓮で下車したときには本降りになってました。

花蓮は太魯閣峡谷をはじめとする台湾東部の観光拠点なので、
街の規模も大きく、観光目的の人の多さが目立ちます。
晴れてたら気持ちのいいところだろうなあ。

そして花蓮は大理石の街でもあります。
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アーケードや歩道に惜しげもなく大理石が使われていますね。
ベンチも大理石でできてますし、沿道には大理石の彫刻作品も設置されています。

ちょっと珍しい光景として、ゴミ収集の様子を見ることができました。
夕方、「乙女の祈り」のメロディとともに徐行運転のゴミ収集車が現れると、
沿道の住人が自らゴミを持ち寄り、収集車に放り入れるのでした。へえー。

で、散策中、ふと気づいたのです。花蓮在住の若い男女の垢ぬけていることに。
ジャージを着て食べ物をつついてる中学生も、何かカワイイ&かっこいい。
ショップのおねいさんたちを見ると、東京にいるような錯覚を起こしそう。
なんだかここだけ青山・表参道の住人で構成されているようなのでした。
ついでに花蓮駅・切符売り場のおねいさんもキレイでしたよ。

花蓮で数時間を過ごしたところで、また次の町を目指します。
雨降りなので、宿泊してアミ族の村や太魯閣を観光する定石のコースはパス。

これで日月潭(湖)・阿里山(山)・墾丁(海)・太魯閣(峡谷)といった、
アクティビティ的要素のある観光地は、全部スルーしてしまいました。
温泉も含め、それらは晴天かつ少し暑い時期の方が楽しめるように思います。

2011年01月24日

高雄(その2)

そしてもう1箇所は、六合夜市です。

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なぜだか人が集まって、みんなで生ジュース屋台の写真を撮っています。
屋台には有名人のサインがいっぱいなのでした。

馬英九とか、馬英九とか(現・中華民国総統。複数回来店したらしい)。

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フルーツ屋台。

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海鮮屋台。カエルもいます。

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タコの足、一本揚げ。面白いけど、胃もたれしそうだな。

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なぜかエリンギ屋台が何軒かありました。
エリンギのフライと生エリンギ、さらには菌糸キットを販売してます。

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缶入り腕時計、150圓(≒435円)均一。

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愛玉冰(20圓≒60円)。わーい。愛玉だ。
小豆の皮と同様、腎臓に良いといわれています。積極的にいただきます。

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アツアツの胡椒餅(35圓≒100円)。
中身は、やや食べごたえのある肉とネギで、スパイシーな味付け。
ハンバーガー的な、調理パンに近い感覚ですね。

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これ、なんだかわかりますでしょうか。ヒシの実なんです。

「菱角」という看板の屋台をみつけて、ムリ言って1個だけ売ってもらいました。

味はクリ!食感もクリ!皮をむいた見た目もクリ!こんなに似てていいのだろうか。
カットして「ヒシ、むいちゃいました」って商品ができそうなんですけど。

あ、そういえば蓮の実もホッコリした食感でしたね。


ほかにも「ねじれアメリカンドッグ」などのジャンクフードに惹かれましたが、
体調を考え、調子に乗る二歩手前くらいで自主規制をかけることにしました。

旅行ですから、自覚症状はなくとも、多かれ少なかれ浮かれておりますので…

2011年01月23日

高雄(その1)

台南から自強號で約30分(107圓≒310円)、台湾第二の都市・高雄へ。

…実はこのあたりで体調を崩しそうな予兆がありました。

そこでポカリスエットをまとめ買いし、すぐにホテルにチェックイン。
念のため2泊にして、そのまま翌日の昼まで眠ったところ、体調は回復しました。
結果オーライですが、すぐに対処して良かったなあ…

初日に牡蠣を食べてそろそろ48時間、というのが若干気になりましたが、
冷えや疲れや胃腸の調子やその他モロモロの状況によるものだと思います。
移動旅行はこれでなかなか、体力を使うんですよね。

そんなわけで、2泊したわりには、さほど高雄の街を歩けてません。
ゆっくり年賀状の返事ハガキを書いたりしてました。

それでもハズせないとおぼしき2箇所だけ、行ってまいりました。

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龍虎塔。
高雄といえば、このツインタワーが思い浮かびますね。

高雄駅からMRTで生態園區へ(20圓≒60円)、
さらに紅35というマイクロバス(12圓≒35円)で蓮池潭へ。

蓮池ってこんなに広いのか!どこの水元公園かと思うぞ。

ツインタワーの出入口が龍&虎だったとは、気づかなんだ。
いままで写真やテレビなんかで見てたはずなんですけど。


蓮池潭にはもうひとつ、春秋閣という有名な楼閣があります。
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想像してたより、実物はキッチュな建築なのでした。


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この日は休日のせいか、蓮池に沿って延々とパレードが続いておりました。

気温は20℃を超え、あたたかい日差しが初夏のようでしたよ。

2011年01月22日

台南(その3)

おなかもいっぱいになりましたので、バスでぶらっと観光することに。

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88番・99番のシャトルバスが、台南の主な観光地を巡っています。
本数は少ないのですが、車上観光の観点からも便利なバスです。

で、道は常に混んでいるので、バスが定刻通りに運行することはなさそう。
時刻表を見て「バスを逃したな」と思っても、変な時間にバスが来た…
台湾ではそういうことが何度もありました。

バス停では、「ここから安平に行けますか?」と尋ねられました。
とある女性に。英語で。どこに行っても道を尋ねられるのだなあ…

女性は韓国からの旅行者。水原(スウォン)で研究所にお勤めとのこと。
そういえば名刺もらったんだっけ。調べてみよう。え〜…

韓国農村振興庁・国立園芸特作科学院に所属する、偉い方でしたわ。


「あなたは漢字を簡単に読めるの?」などと聞かれます。

普段は意識しませんが、漢字を読めることは大きなアドバンテージなのですね。
一方で、中国語が話せなかったとしても、だいたいなんとかなってしまうので、
旅に必要なフレーズをちっとも覚えない…という弊害もありそうな気がします。

で、99番バスはちゃんと(?)遅れてバス停にやってきたのですが、
その女性が細かいお金を持っていなかったので、代わりにバス代を出しときました。
といっても、たかだか17圓(≒50円)ですから。

バスではおつりをくれませんので、常に小銭を用意しておかないといけません。
(日本のバスに装備されてるあの両替マシンって、優秀なのですよね)
バスターミナルから出発する場合には問題ないんですけど。
現地の方はセンサー式のプリペイドカードを使っていることも多いようです。

しばらく雑談などして、北朝鮮情勢が心配ではないか、などと考えるのですが、
目下の課題として、目的地でちゃんと降ろしてもらえるかのほうが心配なのでした。

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女性は無事に安平で下車し、こちらは終点近くの「四草生態文化園區」で下車。

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こんなエコロジーパークみたいなところにもデカい廟があるんだなあ。
(右下のトラックと比較するとわかります)

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しばしのんびりと野生動物保護区を散策します。

サギが鈴なりになってる木なども発見。

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台湾南部にはため池が多く見られます。灌漑用なのか、養魚池なのか。

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そしてあちこちで野犬がフリーに走り回ってます。いいのか?

帰りのバスを待つのもヒマなので、88番バスの路線をめざして歩きます。

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途中、河口の橋の上で釣りをしている人を観察。

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台湾海峡。中国大陸は見えません。海は広いな大きいな。

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1時間ほど潮風に吹かれつつ歩くと、安平の観光魚市へ到着。

観光魚市は朝早い時間でないとやってないのか、魚の姿はありませんでした。
そもそも建物内のテナントにほぼ店が入っておらず、ガランとしてるのでした。
残念ナリ。

ここからは88番バスでぐるぐると遠回りしながら、ゆっくり台南駅へ戻ります。
土曜日ということもあってか、街なかにはたくさんの人が行き交ってました。
特に安平の商店街は、中高生であふれかえっていましたね。

2011年01月21日

台南(その2)

さて、台南ごはんです。

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「再發號」の肉粽(50圓≒150円)。
清代に開店したという、ちまきの老舗。
やわらかいちまきに、ゴロゴロっと肉やらクリやらが入ってます。美味しい。

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「度小月(本店)」で担仔麺(50圓≒150円)。
香菜を入れるか聞かれました。日本人客の多さを物語ってますね。
量は少なめで、おやつ感覚。

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「赤嵌点心店」で棺材板(50圓≒150円)。
出ましたジャンクフード。くりぬいた厚切り揚げトーストにクリームシチュー。
コーンや鶏肉のほか、イカも入っている海鮮ふうシチューでした。
調べてみたら、パン容器にはちゃんと底があるんです。
こちらが棺材板発祥の店とのこと。

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「矮仔成蝦仁飯」で蝦仁飯(40圓≒120円)。
有名なエビごはんの店。
やはりといいますか、ライスにはちょっと汁気があります。
炒飯というよりは炊き込みごはんに近い感じ。
卓上には黄色いたくあんが用意されています。


一品の量は少ないのですが、これだけ食べたらお腹いっぱいです。

2011年01月20日

台南(その1)

彰化から自強號(特急)で約1時間半、台南へ到着(325圓≒950円)。
台湾南部に足を踏み入れます。

台南は台湾における古都。
17世紀前半のオランダ植民地時代から220年間、台湾の首都でした。
郊外の安平に、オランダ人が建てた城の跡などが残っています。

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赤嵌楼。もともとは17世紀半ばに建てられたオランダ式の城。
現在は遺構の上に中国式の文昌閣が建て直されています。

台南の中心部はおよそ1q四方のエリアに収まっており、
意外にコンパクトで歩きやすい街です。

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で、台南の印象は「本の街」でした。駅近くに本屋街があるのです。

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漫画はほとんど日本の翻訳もの。

・「べしゃり暮らし」→「學園爆笑王」
・「美味しんぼ」→「美味大挑戦」

ちなみに「よつばと!」は「四葉妹妹!」でした。


テレビの「ちびまる子ちゃん」は「櫻桃小丸子」だったかな。作者名入りなのか。

こういう当て字を見てると、「魁!男塾」を読みたくなる…


台南は夜市も有名なのですが、今回は夜遅くに到着したため見合せます。

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今回の滞在では、だいたいこんな中級ホテルに泊まってました。

ロビーには宿泊客が自由に使えるパソコンがあることが多く、
メールをチェックしたり調べものをするのに便利でしたよ。

ちなみに日本語入力は、グーグルジャパンの日本語変換予測をコピー&ペーストです。
スマートフォンでWi-Fiの時代にローテク全開ですけど。

でも、そもそもハイテクを使ってローテクを実現してるのが、現代なのかも。

2011年01月19日

彰化&鹿港

次にめざすのは鹿港。

台中駅から各駅停車でまず彰化まで南下(所要約30分、27圓≒80円)、
そしてバスで彰化と鹿港を往復します(所要約30分、47圓≒140円×往復)。

彰化客運のバスチケットは、乗るときに運転手さんが一部をちぎり、
降りるときにまた運転手さんが回収するシステムでした。

鹿港は清の時代に貿易で繁栄していた港町で、
大小様々な廟や街並みが保存・復元されています。

ジュディ・オングさんおススメの町なのだとか。

比較的観光地らしい場所で、白人観光客の姿もみられます。

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天后宮。

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曲がりくねったレンガの小径、九曲巷。

鹿港はレンガの町なのでした。

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鹿港の伝統菓子、牛舌餅(10圓≒30円)もいただいてみます。

中国語で「餅」は、小麦を丸く平たくのばして焼いたものですね。
「糕」が日本語の「餅」の意味に近いでしょうか。

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歩道に今も使える井戸があったり、レンガ造りの焼却炉があったりしましたね。


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彰化に戻り、「彰化肉圓」で干貝肉圓(50圓≒150円)をいただきます。
肉に加えて貝柱、シイタケ、タケノコ入りのちょっとリッチな肉圓です。
肉圓は、イモなどのでんぷんを使って肉や海鮮を包みこむような料理。
ぷるぷる系の独特の食感で、部分的にカリっとしてるところもあります。

注文の際、入口の壁に貼ってあるメニューを「これ!」と指さそうとしたら、
足元の段差につまづいて、手のひらでバーンと店の壁を強打してしまいました。

ついでに店を出るとき、ガラス戸の前で「開かないな…」と思ってたら、
店のおばちゃんが戸を開けてくれました。

ああ、そうだ、自動ドアじゃなかったんだっけ…

2011年01月18日

台中(その2)

起きたら朝ごはん探索を兼ねて散歩。くもりがちなれど、まずまずの天候。
気温は15℃くらいで、日本の秋…といった感じです。

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台中駅から北西方面にある「民生嘉義米糕」で嘉義米糕(35圓≒100円)。
もち米に肉そぼろ。あっさりした魯肉飯のよう。魚ダシのスープ付き。
人気店のようで、ひっきりなしに人が訪れます。

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次に台中駅から北東方面にある「阿水獅猪脚大王」で猪脚麺線(100圓≒290円)。
ぷるぷるの豚足。6時間煮込むらしく、骨ばなれが素晴らしい。
極細ビーフン&煮玉子と一緒にいただきます。コッテリと濃い味付けですね。
これが思った以上にボリューミーでした。しばらくは何も食べられん。
これで台中ごはんは打ち止めです。

こちらの店から駅にかけてのエリアは建国市場。
小さな店がたくさん出店して、朝から活気があります。

台中は日月潭や阿里山への玄関口。
2週間の行程ならば、2、3日は滞在したいところです。
プラネタリウムのある国立自然博物館や、国立台湾美術館も台中にあります。
ついでに巨大仏も。見どころが点在しているので、慣れないと移動が大変かも。

「無為草堂」という茶藝館の評判が良いので、次回は訪れてみたいなあ。

2011年01月17日

台中(その1)

入国審査には楽団員の方々がたくさん並んでました。

その列に加わり、自分の番がきた…
というところで、隣の列の一番前にいた人が割り込んできました。

なぬ?ここはフォーク並びじゃないぞ?
そして割り込んだうえに入国書類に不備があり、手間取ってました。

他の楽団員さんは誰もつかまってないぞ。

楽器を見ると、案の定、ホルン奏者なのでした。
やっぱりホルンの人はいろんな意味で個性的です(※偏見です)。


まずは到着ロビーで両替。1圓≒2.9円というところ。

そしてそそくさとバス乗り場に移動し、しばし行き先を考えます。

天気予報では、台北及び台湾北部はずっと雨降りで寒そう。

そこで、台北に寄らず西周りで南下することに決定。
空港から直接、台湾西部の街・台中まで高速バスで一気に行っちゃいました。
所要約2時間半、240圓(≒700円)ナリ。交通費、安いっす。

基本的に列車移動が好きなのですが、バス移動にも利点があります。
安いし、市街地の中心部にアクセスしやすい。
なにより街の様子がよくわかります。

台中の街は…なんで太陽餅の店ばかりなの?

大通りの数軒ずつおきに「太陽餅」の看板。
同じような店がいっぱいあって、そんなに売れるもん?

心の中で「台中は太陽餅の街」と命名。

太陽餅ってこんなのです。

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「太陽堂」の太陽餅(15圓≒45円)

サクサクのパイ生地で麦芽糖の蜜を包んだお菓子。
後で食べようとポケットにいれといたらコナゴナになりました…

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さて台中駅に着きました。駅は日本統治時代の立派な建物でございます。

バスから降りて、駅近くのホテルにチェックイン。

ひと休みしたら中華路夜市まで散歩です。

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そして遅い晩ごはん。

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蚵仔煎(40圓≒120円)

小ぶりで肉厚の牡蠣がたくさん入ったオムレツ。
こちらは肉圓の店だったので、デンプン入りオムレツな食感。

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腸詰(25圓≒75円)

こちらが「一個ちょーだい」的なことを言うと、
おじさんが「好(はお)」と答えてくれるのが、なんとなくかわいい。

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蝦仁炒飯(70圓≒200円)

これは極端にチョプスイふうな仕上がりでした。
でもカラダがあったまって、香味野菜も美味しく、満足な〆でした。

台湾の炒飯って、汁気の多い傾向があるようです。
広東料理の店ならパラリとしてるのでしょうか。


ひと心地ついてホテルに戻り、テレビでNHKを見ながら初日は終了です。

2011年01月16日

出発

大みそか前日、台北行きの安いチケットが取れてしまいました。
燃油サーチャージ・空港使用料込みで9日間FIXが26,000円。
航空会社未定だったのでユナイテッドかな、と思ったらエバー航空でした。
エバー航空っていまだ死亡事故ゼロらしい…

この時期は寒すぎず暑すぎず、言葉の不安もさほどなく、近場で安心。
新年一発目の旅行先として、台湾はなかなか良さげに思えました。
熱帯フルーツが旬ではないのが、少々残念ではありますが…

荷造りは例によって出発前日にユルく始めます。
どちらかといえば目的旅行の多い方だと思います。
トレッキングをするなら装備を、釣りをするならタックルを持っていかないと。
ニュージーランドに行ったときはトレッキングも釣りも温泉も堪能しましたが、
いろいろ考えた結果、移動型旅行の今回は、最小限の荷物に抑えました。
いつものことですが、荷物が重いと簡単にヤル気をなくすもので。

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薄い黒のコートにあわせて、黒の吉田カバンが今回の相棒。

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成田スカイアクセスが開通して、うちからは成田空港に行きやすくなりました。

で、隣席の女子が栗山千明似で、その足元には大きな赤いトランク。
そして同じ「台湾るるぶ」を持っていたのでした。ああ、行き先は同じなのね…
後でわかりましたが、飛行機も同じでした。そういうことってよくあるんです。
女子の持ち物ってデザインの良いものが多くていいなあ、と思います。
ブーツなんかも好きですね。「踏まれたい」とかじゃないですよ、もちろん。

平日だと乗客が少ないのか、台北行きは全日空との共同運航便でした。
搭乗ゲートには楽器ケースを抱えた方がたくさんいらしてました。
のちに高雄でもオケ団体の移動を見まして、音楽祭でもあったのかな、と。
栗山千明似とは皆様が期待するような進展は何もなく、つつがなく離陸。

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機内食。メインは豚の生姜焼き。生姜多め。

そんなこんなで桃園国際空港に到着。
気温は10℃前後、小雨がパラつく天気です。

8泊9日、総額66,000円(航空券込み)の台湾一周旅行、はじまりでございます。

2011年01月14日

とりあえず今日は寝ます。

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漢堡王。

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肯徳基。

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水瓶座。日本大好評。

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日本で大ブーム。こんなこと印刷されちゃってますがな…


そんなわけで、本日、台湾一周から戻ってまいりました〜